妊娠中からのおっぱいマッサージで母乳育児がスムーズに!
おっぱいマッサージのやり方を解説
妊娠中、安定期になると、乳腺の発達でバストも大きくなります。しかし乳頭の形や大きさによっては、赤ちゃんが上手に母乳が飲めないこともあります。そこで産後の母乳育児をスムーズにするために、妊娠中からお手入れを始めましょう。
早めの母乳対策を!
始めるタイミングは妊娠28週頃でよいですが、切迫早産の場合などの場合は控えるように要注意。主治医や助産師の指導の元で行ってください。
おっぱいマッサージのやり方1:乳房マッサージ(SMC自己管理法)
おっぱいマッサージには、乳房マッサージと乳頭マッサージの2種類があります。乳房マッサージは、乳房の基底部をよく動かし、分泌促進を図るマッサージです。湯船の中で行うと血液循環がよくなり、より効果的です。産前、産後とも両方とも行えます。産後は蒸しタオルなどで温めながらすると、より効果的です。
※痛い時はもっと外側から当てましょう。
※右手の平でおっぱいを潰さないように。
※前から手のひらが見えるくらいがちょうどいい位置です
おっぱいマッサージのやり方2:乳頭・乳輪部マッサージ
赤ちゃんが母乳を吸いやすく、裂傷予防と初乳が早く出るようになります。アーモンドオイル、オリーブオイル、馬油などのオイルを塗布してから行いましょう。■おっぱいマッサージの構え
片方の手でおっぱいを保護、マッサージする手の親指・人指し指・中指で乳首をつまみます。
上下にはさむように圧迫します
こよりを作る要領で揉みずらします
- 圧迫法
普通で3秒、乳首が硬ければ5~10秒かけて少しづつ圧を加えながら圧迫します。
圧迫する指が白くなるくらいまで充分圧迫しますが、痛みを覚える程、無理矢理してはいけません。
最初はゆっくり、乳頭・乳輪部を、位置、方向を変えながら1分くらい圧迫します。乳首の硬い人、過敏な人は2、3分くらい充分行ってください。
- 横方向
次に、横方向と縦方向にこよりを作るような感じで、もみずらします。最初はゆっくり、痛くない程度に、ある程度したら充分にもみます。
- 乳首が敏感で、圧迫刺激だけでも痛い人は、まず圧迫刺激に慣れるようにします。
おっぱいマッサージ講座には妊娠中から参加できるものも
妊娠中からの準備が実はとても大切
民間でも自然育児友の会、オケタニ母乳相談室、お住まいの地域の助産院などでも妊娠中からのおっぱいセミナーが開かれています。より母乳育児について知識を深めたい方はご参加してみてください。
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