コルドバを中心としたコロニアル都市への旅
コルドバでは、スペイン植民地時代の面影が色濃く残っている 写真提供:アルゼンチン観光局
なかでも、アルゼンチン第二の都市でもあるコルドバは、世界遺産にも登録された美しい町並みで有名。教会や、国内最古の大学であるコルドバ大学、そして少し郊外に行くと、イエズス会の住居などが残されています。他にも、サンタ・フェ州のロサリオや、エントレ・リオス州のパラナなど、ガイドブックでは大きく扱われてはいませんが、味わいのある町がいくつもあります。
古い町並みを楽しめるのもアルゼンチン観光の特徴
こうしたコロニアル都市は、実はブエノスアイレス近郊にもいくつかあります。教会で有名なルハンやガウチョと呼ばれるカウボーイの文化が息づくサン・アントニオ・デ・アルコなどが代表的な町。ブエノスアイレスの中心からバスや鉄道で2時間以内で行ける場所にあるので、日帰りも可能です。時間がないときは、こういった町に行ってみるのもいいでしょう。
アンデスの自然と文化を求めて、サルタやフフイへ
アルゼンチン北部のアンデスの風景は、アルゼンチン人の心の故郷 写真提供:アルゼンチン観光局
サルタで見る夜景も旅のクライマックスのひとつ
フフイからの旅はさらにダイナミック。民芸品やフォルクローレを楽しむことのできるティルカラ、七色の谷のふもとに作られたプルママルカ、日干しレンガの家並みが続くウマウアカと、それぞれの村にも特色があり、どこへ行っても時間の止まったような先住民文化が楽しめます。そのまま隣国ボリビアまでいってしまうこともできますが、すべてローカルバスを乗り継いでいくので、それなりの時間と体力が必要。
ブエノスアイレスからサルタやフフイへは、飛行機だと2時間半程度で行けますが、長距離バスだと20時間前後かかります。ローカルな旅を楽しみたいのであれば、やはり2泊以上は日程を取りたいところです。