グリコーゲンの効果・役割
グリコーゲンとして蓄えられているブドウ糖は、様々な経路を経て作られる
グリコーゲンはブドウ糖が沢山くっついたものです。食事をして十分な栄養を摂取すると、ブドウ糖がグリコーゲンとして肝臓や筋肉などに蓄えられます。肝臓でのグリコーゲン量は肝臓の重さの約10%ほどあります。筋肉に蓄えられる量は筋肉の1%程度ですが、筋肉は体のあらゆる場所にありますので、総合的には筋肉のグリコーゲンは肝臓のグリコーゲンの2倍ほどになります。グリコーゲンは、食事の間などに血糖値が下がってくるとブドウ糖を放出し、活動に必要なエネルギーを供給します。
グリコーゲンの不足
一般的な食事をしていれば不足しませんが、食事を抜いたり、飢餓の状態の時にグリコーゲンは不足・枯渇します。食事によって蓄積されたグリコーゲンは少しずつ減少していき18時間ほどで枯渇します。グリコーゲンの不足は疲労などの原因となります。飢餓などでグリコーゲンが枯渇すると、体の脂肪や筋肉を使って活動のエネルギーを作るようになります。また、運動をしている際にグリコーゲンが枯渇する場合もあります。