文学地区「海淀区」
北京大学西門。中華風の豪華な門で多くの観光客が見物に訪れる名所
東京の秋葉原を思わせる中関村。休日は多くの地元人でにぎわう
海淀区は
中国最高峰の北京大学や理系トップの清華大学など20校以上の名門大学が集中している学生街。国内各地の学生だけでなく、多くの留学生が生活しています。そのため、朝陽区と並ぶ外国人が密集する国際的なエリアです。また、中国のシリコンバレーといわれる中関村があるので、政府や民間による情報技術関連の研究機関が多く存在する地域でもあります。
頤和園。万寿山と昆明湖という人工の山と湖で構成される庭園
このエリアは数多くの観光スポットがあることでも有名。その代表格は清朝時代に離宮として造られた
頤和園と圓明園です。頤和園はその建築に国の財力を投じすぎたため、清朝滅亡が早まったとさえいわれる贅沢な御苑。圓明園は残念ながら英仏侵略でほとんど破壊されてしまいましたが、ベルサイユ宮殿を模倣して造られたという一部のエリアは、遺跡として残されています。その他、紅葉が美しいことで知られる香山公園、桜で有名な玉淵潭公園、世界最大の温室を有す北京植物園なども人気です。また、このエリアには地元人に支持されるレストランがたくさんあります。その代表格が
北京ダックの「
九花山」です。
海淀区は北京の大学や中関村に用事がある場合の宿泊場所としておすすめ。マリオットホテルウエスト、北京新世紀日航飯店、シャングリラホテルなどが有名です。
【主な見所】
頤和園(世界遺産)、圓明園、香山公園、玉淵潭公園、北京植物園、碧雲寺、大鐘寺、中関村、五道口(学生街)
【故宮からの距離】車で約15分~1時間以内