パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

ブーランジュリー べべ【鎌倉】(4ページ目)

鎌倉の極楽寺に2010年9月、小さなパン屋さんがオープンしました。ブーランジュリー べべ。朝は菓子パンにヴィエノワズリ、お昼はお惣菜パン、午後からはハード系のパン。一日中、地元のお客さんが訪れて、店はすでに人々の生活の一部になっている様子です。ブーランジュリー べべの店主、安藤潤さんと彼の焼くおいしいパンをご紹介します。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

ブーランジュリー べべのセミハード系の食事パン

安藤さんのスペシャリテ、午後に焼きあがる「ペイザン」は、石臼挽き粉、ライ麦粉、フランス産とカナダ産の2種類の中力粉をブレンドしています。クラストが薄くさっくりしていて軽く、中身はしっとりと食べやすい、セミハードの食事パンです。
ペイザン

ペイザン(400円)


食パンやロールパンにも中力粉が配合され、歯切れよく焼き上げられます。ハード系のパンの発酵には自家製のレーズン種も配合されることで、味に奥ゆきが出ています。そのひと手間が、シンプルなパンをよりおいしくするのです。
フィグ

フィグ(260円)

コーン

コーン(200円)


ポルト酒に漬けたドライイチジク入りの「フィグ」もまた、見た目より柔らかいセミハードタイプ。香りがすばらしく、チーズをのせて食べたい感じのパンです。「コーン」はもちもちとしたペイザンの生地にたっぷりのコーン入り。自然の甘味を楽しめます。

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