知っておきたい重要なこと
子供が欲しいと思い始める年齢が高齢化し、産みたいと思った時には妊娠、出産が難しい場合もある。 |
この相談者が、大学院留学修了後再就職し、3年程度働いて実績を積んだと仮定すると32歳前後。女性の場合20代後半から生殖機能が低下し始め、35歳くらいまでが安全生殖年齢と言われている。働く女性が増え、高年齢での出産も珍しくなくなってきたため、何歳になっても産める、と思っている人が多いが、実は35歳を過ぎると、妊娠する確率が低くなるそうだ。
詳細は下記記事をご参照いただきたい。
・本当のところ何歳まで産めるの?
相談者の女性は、国際的な人事コンサルタントを目指しているが、長期的な活躍を目指すためには実力をつけなければならない。大学院修了後に数年の経験を積んでおけば、30代半ばで妊娠出産で多少キャリアに空白(妊娠出産期間を勉強に充てたりすぐに復帰したりして、キャリアにブランクを作らない人もいる)が出来ても復帰への支障はそれほど心配ないだろう。むしろ人事系の仕事は女性が続けやすいと言われ、出産、子育て、仕事との両立経験等を仕事に活かすことも出来る。
余談だが、30代になると徹夜での勉強がこたえたり、疲れやすくなったりと、体力的に無理がきかなくなってくると感じる人が増え、また、早い人では親の介護等、安易に解決できない重大な問題に直面することもある。20代の場合、このようなリスクは少ないのではないか。
先の記事で述べたROI(投資対効果)、大学院修了後の再就職、妊娠・出産、そして、その後の長期的なキャリアを考えた時、26歳前後での大学院留学は、タイミング的には適齢期だと思う。
・夢の実現を可能にする方法
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