社会人の医学部編入、試験への挑戦

image
医師不足解消の鍵は社会人かも…!
医師を目指す社会人が注目しているのが医学部学士編入試験。

医学部学士編入とは、「大学卒業(見込)者がそれまで大学や社会で学んだ知識・経験を活かし、希望する大学医学部の2~3年次に編入学する制度」で、英語、小論文、生命科学(自然科学)など、一般入試に比べ、試験科目が少ないのが特徴(河合塾KALSホームページより)です。

そこで今回は、大学生・社会人を対象に医学部学士編入をはじめ、様々な進学・就職対策を手がける河合塾KALSにて、医学部編入講座(生命科学)を担当し、問題集医学部編入への生命科学演習などの著書がある井出冬章先生に、社会人の医学部学士編入について、お話をうかがいました。

医学部学士編入に向いている人の条件

image
井出冬章先生
東京大学医学部医学科卒業。帝京大学ちば総合医療センター研究生。日本脳神経外科学会専門医、日本救急医学会専門医。2004年より河合塾KALSで医学部編入講座(生命科学)を担当。

---早速ですが、医学部学士編入が今人気を集めていますが、実際にはどんな人が向いているのでしょうか?

(井出先生:以下略)
文系か理系かなどの経歴や、医学と関連ある職歴についているかどうか、などは関係ないようです。
医師になりたいというモチベーションの高い方で、地道な勉強を苦にしない方であれば向いていると思います。

「地道な勉強を苦にしない」という条件は大事で、地道な勉強を苦にする方、なるべくなら努力せずに入りたいという方には向いていないと思います。


---医学部学士編入において、求められる生命科学の知識は、どのくらいのレベルでしょうか?

大体、生物系の理科系学部1~2年くらいの現代生物学の知識です。

---理系出身でなくても挑戦できますか?

もちろんです。実際、私どもの予備校でも、例年必ずトップクラスに文系の方が入っています。

ゼロからの挑戦!最短1年の勉強で医学部に合格する人も!

image
効率よく勉強を進めるためには、少々お金がかかっても、プロの助けを借りるという選択肢もある。
---医学部学士編入を思い立ってから、実際の受験するまで、最低どのくらいの準備期間(勉強時間)が必要ですか?

ゼロから始めた場合、早い方は1年で受かっています。非生物系でゼロから開始した場合、1~2年で合格した方が最も多いと思われます。

生物系の学部や大学院を出た方で、半年ほどの勉強で受かった方もいますが、こういう方は特殊でしょう。なお、生物系学部出身者でも、3か月やそこらの準備では無理なようです。出題範囲が広いですから。

---社会人が、仕事をしながら学士編入に備えることは可能ですか?

社会人で合格した方も多数いますので、充分に可能です。社会人の場合、どれだけ勉強時間を捻出できるかというのが勝負になると思います。

---勉強のコツなどあれば、教えてください

通勤電車で勉強できるという方もいますが、自分の机でないと勉強できないという方もいますので、その方のタイプや環境にもよると思います。自分のタイプや環境に合わせて勉強方法を編み出すのがコツのようですね。

---ありがとうございました!

ゼロからの挑戦!医学部受験の勉強法では、高校以来、生物を勉強したことがないけれど医学部学士編入試験に挑戦したいという人のために、井出先生から生命科学の勉強法をアドバイスしていただきました。合わせてご覧下さい!


【関連記事】
・医学部受験に挑戦する社会人たち
・医学部受験に年齢制限は存在するか
・研究者から医師を目指す26歳
・クリエイティブディレクターから医師の道へ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。