ワード(Word)の使い方/Wordの基本操作

[Shift]+[Enter]と[Enter]の違い!(2ページ目)

[Shift]+[Enter]キーと[Enter]キーの違いをお話しします。2つを使い分けて、ワード (word) の箇条書きを効率的に作成する方法を紹介します。

井上 健語

執筆者:井上 健語

ワード(Word)の使い方ガイド

 

[Enter]は「改段落」、[Shift]+[Enter]は「改行」

では、[Enter]キーを押した場合と[Shift]+[Enter]キーを押した場合とでは、何が異なるのでしょうか。結論から書くと、次のような違いがあります。
  • [Enter]キー……改段落
  • [Shift]+[Enter]キー……改行
「改段落」は段落を改めることです(略して「改段」という場合もありますが、段組を改めるのも「改段」なので、ここでは「改段落」と呼ぶことにします)。[Enter]キーを押すと、そこまでが1つの段落になり、以降が新しい段落になります。図で表すと次のようになります。左側の縦棒(|)の位置にカーソルを置いて[Enter]キーを押すと、そこで改段落が行われ、段落が2つに分割されます(▼は改段落の位置を示します)。
 
[Enter]キーによる改段落

[Enter]キーによる改段落


一方の「改行」は、行を改めることです。改行の場合は、段落は分割されません。改行位置で行は改められますが、段落は1つのままです。図で示すと次のようになります(▼は改段落、▽は改行の位置を示します)。
 
[Shift]+[Enter]キーによる改行

[Shift]+[Enter]キーによる改行


また、改段落と改行では編集記号も異なります。改段落の記号は曲がった矢印なのに対し、改行の記号は下向き矢印です。お手元にワードがあれば、実際に入力して確認してみてください。
 
改段落の改行の編集記号

改段落と改行の編集記号


さて、ここで再び箇条書きのことを思い出してください。箇条書きの末尾で[Enter]キーを押した(改段落した)場合は、次行の先頭に続きの番号が自動的に入りました。つまり、新しい段落がはじまったとワードが判断して番号を付けたのです。

一方、[Shift]+[Enter]キーを押した(改行した)場合は、行を改めただけで段落は変わっていませんから、続きの番号は付かなかったのです。

今回は箇条書きを例に、[Enter]キーによる「改段落」と[Shift]+[Enter]キーによる「改行」のちがいを説明しましたが、この違いは箇条書き以外でも現れることがありますので、頭の片隅にとどめておくとよいと思います。

なお、ちょっと蛇足かもしれませんが、ホームページを記述するHTMLという言語を知っている方向けに補足すると、次のようにまとめられます(知らない方は無視してください)。
  • [Enter]キー……改段落(HTMLの<p>タグと同等)
  • [Shift]+[Enter]キー……改行(HTMLの<br>タグと同等)
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