2.遂に重い腰を上げたビール業界の雄アサヒ
マーケティング担当者はカニバリゼーションのジレンマに悩まされる |
マーケティング担当者は売上を落とさないためにも第3のビールは投入したくないが、投入しなければ他社に先んじられて結局売上を落とすというジレンマに悩まされることになるのだ。
ただ、当初はビール市場で「スーパードライ」という強力なブランドを擁してカニバリゼーションを恐れていたビール業界の雄アサヒも、遂に重い腰を上げ、第3のビール市場で首位に立つキリンに挑戦状をたたきつけることになる。
<次ページ>3.第3のビール市場で起こった異常事態とは?