企画アイデアを出す10の方法……企画を立てるためには?
企画アイデアを出すコツとは?
ブレストは1つの手法として確立したものですが、そこまで至らなくてもコツといえるものは数多く存在するものです。今回は、そんな「企画アイデアを出すために役だつ、ちょっとしたコツ」を10個ご紹介しましょう。
<目次>
1.メモをとる
イザというときにアイデアが思い浮かばないというのは、これまでにたくさん思い浮かんだアイデアをその都度忘れていることに理由がある可能性が高いです。私たちは、日々いろいろなことを思いつき、それを忘れていっています。せっかく生まれたアイデアだから、大切に孵化させる必要があります。(このあたりは、アイデアの作り方にもありましたね) アイデアを忘れないための鉄則は、すぐにメモをとること。アイデアマンたるもの、メモは常に携帯すべきです。2.不満を大切にする
よいアイデアというものは、誰かの不満を解消してくれるもの。その不満はあなた自身の不満でもよいのです。自分が「もっと○○だったらなぁ」と思ったら、その不満をアイデアのきっかけにするのです。ちなみに、「プレゼンスキルって伸ばせるの?」の記事は冒頭で紹介している書籍への「その主張は違うのでは?」という不満が発端になって思いついたものです。3.人と話す
「みんなでブレストをやろう」が近いのですが、人との会話のなかでアイデアを練る方法です。他者の観点を加えると、アイデアがわきやすいですから。また、人と話すことが、アイデアを探して煮詰まった頭に対して、リラックス効果を与えてくれることも。4.インプットする
日ごろからのインプットもアイデアを出す上では重要です。テレビだったり、書籍だったり、新聞だったり、インプットの題材はちまたにゴロゴロしています。活用しないのはもったいないですよ。5.環境を変える
机の前に座って煮詰まってしまったら、少し環境を変えることも有効な手段です。喫煙ルームに場所をうつすとか、喫茶店で企画書作りをしてみるとか。ちなみに、私自身は近著を書いた際は、ほとんどファミレスかホテルの喫茶店にこもっていました。6.制限をはずす
アイデアを出す際に「○○という制限のなかでアイデアを出さなくては」と自ら制限をかけてしまっていることも多くあります。「自分は人事マンだから、人事の範囲内での企画を」なんていう風に。 そうした、無意識に作っている制限をとっぱらってみるのも、1つの手です。「もし、なんの制限もなければ、自分はどんなアイデアを提案したいか」と考えてみましょう。7.本質以外をマネする
何かを真似るという方法もあります。しかし、本質の部分を真似ると、それは盗作です。「~10の方法」というタイトルも巷でよく見るものを使わせていただきました。これくらいならば、著作権どうこうという話ではないですからね。意外とこれくらいでも、アイデアのフックになるものです。8.今の状況を言葉にしてみる
現状のなかに問題点を見つけ出せば、そこから改善策のアイデアが生まれます。しかし、その現状をきちんと把握していないと、問題点も見つけられません。きちんと把握するためには、それを言葉にしてみることです。9.一流と比べてみる
それでも問題点がみつからないときは? 問題を問題と認識するハードルが低すぎるのかもしれません。より一流と比べてみることで、「自分では十分と思っていたけど、そうでもないのでは?」と感じ始めるものです。10.白紙を前にする
それだけ色々やってもアイデアが浮かばない。そんなときは、とりあえず自分の前に白紙を置き、ペンを手に持ってみる。そうすると、ペンが白紙を埋めるべく、アイデアが降ってくることも。 まずは白紙に「○○をする10のアイデア」とタイトルを書き、箇条書きの点を10個打ってみましょう。その10個を埋めるべく、頭がフル回転してくれるはずです。どうしてそんなことが言えるかって? だって、それを実行してできたのが、このコラムなんですから。
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