プレゼンスキルは伸ばせる。
日々の場数もそれにいかそう。

先日、ある本を読みました。最近売れている「御社の営業がダメな理由」という新書。この中で、非常に興味深いフレーズが出てきます。

「二十歳を越えた成人の場合、その能力は一部の例外を除けばほとんど向上しない」

この書籍のなかでの『能力』の定義づけが、一般的にいう能力よりも狭く捉えているため、このフレーズをそのままとるほど奇抜な話ではないのですが、非常にインパクトあることは間違いありません。

「これが真実だとすると、プレゼン能力も伸びないの?」そう連想することは比較的たやすいことでしょう。

この書籍で述べていることは置いておいたとしても、
話し方とかプレゼンっていうのは、先天的な才能によるところが大きいよね」という諦めにも似た言葉はよく聞くものです。

しかし、私は声を大にして言いたいのです。「プレゼンスキルは後天的に伸ばすことができる!」

プレゼンの基礎知識を学ぶ

私はプレゼンテーション研修などの講師もしています。その職業柄、多くの人がプレゼンを学ぶところを目の当たりにしています。そうすると、伸びる人は1日の間でも大きく成長するんですよね。なぜ、短時間でプレゼンスキルを伸ばせるのでしょうか?答えは、「学んだ知識をそのまま活用するから」です。

スキルの中では、「知っているだけで、すぐに活用できるもの」と「知っていても習熟しないと活用できないもの」があります。そのうち、前者については学んだ瞬間に活用できるわけです。

例えば「プレゼンの冒頭で、アウトライン(目次)を示しましょう」といったことを学んだとします。これを実行するのに、とくに技術はいらない。個々の小さなハウツーを漏れなく実践するだけで、かなりのレベルアップがのぞめるのです。

場数はやはり大切

しかし、プレゼンスキルについては「知っていても習熟しないと活用できないもの」もやはり存在するわけです。実践のなかで繰り返しやっていく中で、身についていくものです。

例えば車の運転。「アクセルを踏めば車は加速し、ブレーキを踏めば車は停まる」というのは、学んだだけで活用できる知識です。しかし、そうした知識を十分に学んだとしても、それだけでスイスイ車が運転できるようになるわけではありません。

ウィンカーを出すタイミングや、右折・左折のときのハンドルの回し方など、習熟のなかで自然にできるようになるスキルもあるのです。場数を踏むことでのスキルアップもやはり否めません。

もうひとつのポイントは振り返りをやること。続きは次のページ