「関西 JR・私鉄路線案内 Vol.1」では、京都~神戸方面を中心に関西の路線情報を紹介しました。今回は、奈良、和歌山方面のエリアを紹介したいと思います。大阪より東側に奈良、南側に和歌山がありますが、とても遠いイメージがありますね。でも、大阪市内より、奈良まで31分、和歌山まで55分。思ったほど、遠くないと思いませんか?

JR線は奈良・和歌山へ直アクセスが可能

JR路線図
JR西日本の関西エリアの路線図。奈良、和歌山など全てのエリアをカバーしている。

まずは、JR線を見てみましょう。vol.1でも紹介したように、JR線を使えば、関西のほぼ全域に行くことが出来ます。奈良も和歌山も例外ではありません。奈良、和歌山どちらも、「JR環状線」の天王寺駅を始発駅とした路線で結ばれています。奈良方面へは「JR大和路線」、和歌山方面へは「JR阪和線」を利用することになります。どちらの路線も、「JR環状線」に乗り入れており、大阪駅からの直通電車もあります。大阪の主要ターミナルから乗り換えなしでアクセスが出来るのはとても便利ですね。

奈良へは、「JR大和路線」を利用します。快速を利用すると、JR環状線の天王寺駅から31分で奈良に着きます。途中の沿線には、東大阪の「八尾」、奈良の新興住宅街「王寺」、世界遺産としても有名な「法隆寺」などがあります。途中のこれらの駅の利用者も大変多い路線です。

一方、和歌山へは、「JR阪和線」を利用します。同じく天王寺駅より快速で55分。途中、堺や岸和田などを通っており、こちらも途中の駅での乗降客がとても多いです。また、「関西空港線」が分岐しており、天王寺駅から関西空港駅まで、「関空特急はるか」で29分と好アクセスです。

次に、私鉄での奈良、和歌山へのアクセスを、JRと比較しながら紹介します。

奈良へのアクセス、難波・鶴橋からなら近鉄線が便利!

近鉄路線図
近畿日本鉄道路線図。名古屋、三重、東大阪、南大阪、奈良、京都と広いエリアをカバーしている。

「近畿日本鉄道」(以下、近鉄と略)は、名古屋、三重、京都、南大阪、東大阪、奈良と幅広いエリアをカバーする路線をもっています。この中で、「近鉄奈良線」は、大阪の難波と奈良を結ぶ路線です。途中、「JR環状線」との乗り換えが出来る鶴橋駅や東大阪を経由して奈良に向かいます。奈良では、大阪のベットタウンとして有名な生駒駅、学園前駅などを経由しています。また、途中、西大寺駅は、近鉄の主要な乗り換えターミナルとなっており、京都や名古屋、鳥羽などへ乗り換えが出来ます。

料金は、「近鉄難波」から奈良駅まで540円。一方、JRのほうは天王寺駅から奈良駅まで450円。所用時間は、近鉄は35分、JRは31分。JRのほうが少しだけ有利そうです。ただ気をつけたいのが、発着駅が違うところ。大阪市内の出発駅も天王寺駅、難波駅と違います。もし、北エリアの梅田からのアクセスを考えると難波や鶴橋が利用できる近鉄のほうが短時間でアクセスできますよ。

また、それぞれの奈良駅の場所もチェックしましょう。近鉄奈良駅は、「奈良公園」や「興福寺」「猿沢の池」などの観光名所に歩いて5分ほどの場所です。また、駅前は土産物屋、飲食店、ファッションビルなどとたくさんのお店があります。一方、JR奈良駅は、奈良の目抜き通り「三条通」があり、お店やスーパーなどもありますが、どちらかというと近鉄奈良駅ぼ駅前のほうが賑わっています。

このように、大阪から奈良へは、JRと近鉄の2路線のアクセスがありますが、大阪と奈良の発着駅が違うため、一概には比べることは出来ません。どこから何の目的で行くかによって、使い分ける路線といえるでしょう。

次のページでは、和歌山、関西空港方面を中心に見てみましょう!