西宮エリア
阪神間の山手に位置する「甲陽園」。
西宮は大阪と神戸の間に位置し、阪神間エリアのちょうど真ん中にあります。その西宮の中でも、山の手の高級住宅街として有名な「甲陽園」をご紹介します。芦屋の超有名なお屋敷街とも隣町。阪神間を代表する住宅街です。

「梅田」「三宮」へ約25分。阪急甲陽線は地域密着型路線

甲陽園路線図
阪急神戸線「夙川」で阪急甲陽線に乗り換え。甲陽線は、2駅の地域に根ざした路線。

夙川駅
阪急甲陽線の始発の夙川駅。ここで阪急神戸線から乗り換えて、山手にむかう。
「甲陽園」は、阪急甲陽線の終着駅。とはいっても、阪急甲陽線は全長2.2キロメートルの単線です。沿線には、短期大学や高校などがあり学生で賑わう路線ですが、このエリアの住民にとっては生活の足。朝夕のラッシュ時は10分おき、他は15分おきに運行されています。バス便とは違い、定刻に運転されるので便利ですね。

この阪急甲陽線の始発駅は「夙川」。戦前からの閑静な住宅街「夙川」で紹介しました。この駅で阪急神戸線に乗り換えることができます。ちょうど大阪と神戸の中間にあるこの駅は、どちらに出るのも便利。大阪方面には隣の「西宮北口」で特急に乗り換えると大阪梅田も早いですよ。乗り換え時間も約3分ほどで、あわせても18分。また、神戸方面へは普通で18分。大阪も神戸も近い便利なエリアです。


開発は大正時代から

甲陽園駅
甲陽園駅。昔ながらの平屋の駅舎。駅前にはバス停とタクシー乗り場があるくらい。
この「甲陽園」は、大正7年に高級住宅地として開発され分譲されました。当時の宣伝文句は、「汗の大阪から、涼しい甲陽園」だったとか。田園都市として人気が出たそうです。大阪で働き、阪神間に住むというのがステイタスになった始まりですね。別荘なども多く建てられ、高級住宅街として人気がでました。

また、「甲陽」という名前の由来は「甲山(かぶとやま)のふもとの陽がよくあたるところ」だとか。甲山はこのエリアの北側にある標高309メートルの山。南側の山の斜面という立地のよさから、宅地開発されたというのがよくわかりますね。


かつては遊園地などの歓楽施設も

またこのエリアは、大正から昭和初期にかけて、動物園、歌劇劇場、旅館や温泉、映画の撮影所までがあったようです。「東洋一の大公園」と呼ばれ、レジャーの街としても有名だったとか。なので、別荘も多く建てられたのでしょう。

その後、不況のあおりなどでこれらの施設は閉鎖され、住宅街として生まれ変わったのです。このような歓楽施設がかつてあったとは想像もできないほど、今では、閑静なたたずまいです。

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