梅田隣接の下町！～福島界隈vol.1(2ページ目)

ホテル＋雑然とした風景～福島駅南駅前

堂々とそびえる高層建物の脇には小規模な敷地が多数ある

地図でみると、北側が高速道路とJRの線路で駅前的な発展を疎外されていて、南側には高層ビル(24階)でテナントはホテル阪神となっているのがわかります。が、現地を踏むと、北側はもちろん、南側の本エリアも駅前っぽさが感じられません。ホテル阪神を中心とした一角を除き、狭小な街路に低層住宅・店舗が並ぶ街並み。なにわ筋とJRの線路、国道2号線に分断されたこの周辺は、通過交通の車が入ることもない場所となっています。

JR東西線「新福島」駅と阪神本線「福島」駅は、いずれも2号線の地下にあります。JR大阪環状線「福島」駅とは直線距離で100m少しと近接していながら、連絡通路はなし。ここはひとつ大阪らしく地下通路でつながっていてほしいところです。

一本入れば路地ばかり～2号線以南

（上）幹線から入るとこのような生活道路が大半（下）大阪厚生年金病院では地域医療に力を入れている

このあたりの雰囲気はなんだかんだ書くよりも地図を見てもらえれば一目瞭然。一本入ると不規則に路地が立ち並びます。戸建てあり雑居ビルありの街並みで、住居系の建物の方が多いです。大変込み入った街路ですが、賃貸住宅や分譲マンションが並ぶのはもっぱら幹線沿い。住まい探しも幹線沿いが中心となるでしょう。

また、このエリアには有名な総合病院が2つ。エリアの西端にあるのが「大阪厚生年金病院」で南側にあるのが「関西電力病院」。どちらの病院も「地域医療」を大切にすると標榜しています。駅界隈だけを見ていると「お店が多い＝単身者・若者向き」と見える福島界隈ですが、子育て層やシルバーエイジの方にとって大切な要素である「医療」についても利便性がある街です。

「ほたるまち」とタワーマンションでイメージが刷新

写真は関西電力病院。「ほたるまち」とおなじく堂島川沿いの区画にある

これまで紹介したエリアは、どちらかといえば泥臭くて大阪的な印象が濃い場所でした。しかし、「水都・OSAKA αプロジェクト」として進められていたプロジェクトで、堂島川沿いに2008年５月オープンした「ほたるまち」は、大変垢抜けたエリア。同じ最寄り駅にこれだけコントラストの強い街区が存在するのはとっても刺激的です。

これは商業施設だけの話だけではなくて、住居系もしかり。ここ福島界隈ではタワーマンションラッシュ。タワーマンション自体が最近非常に多いのですが、特にこの周辺には密集。

福島界隈紹介第2回目は「タワーマンションてんこ盛り！福島界隈の超高層住宅を見る！」です。ご期待下さい！

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