住宅地の色濃い藻川以北

北側戸建て街
園田競馬場
(上)駅北側にある住宅街。大きな区画の戸建てが並んでいる(下)園田といえば競馬場のイメージもおおきいが、駅からは1.5km以上ありかなり遠い場所
「園田」駅の北側には、整然とした街区の戸建街が複数あります。その昔、昭和11年に「園田」駅は開業しましたが、その前後から阪急電鉄による戸建て分譲が行われました。同じ阪急沿線の「武庫之荘」駅北側の戸建街も同じような時期にできているのですが、「武庫之荘」駅北側の戸建街が割と有名なのに比べると「園田」駅の戸建街はなぜかマイナー。やはり駅北側は「園田競馬」の印象の方が大きいので、住宅地としての認知度が低いのでしょうか。

街区の整ったエリア以外は、青空駐車場などの低利用地が多く残るのが印象的です。また、自動車が通れないような狭隘な幅員の道路はあまりなく、全体的にゆったりとした印象の街並みです。ただし、ここ数年では駅の東側を中心に分譲マンションの供給が相次ぎ、高層住宅が徐々に増えつつあります。

駅から離れてもう少し北側に行くと前述の「園田競馬」「猪名川公園」があり、「園田」駅北側のゆったり感をさらに強めています。

「園田競馬場」は公営の競馬場で平日にも開催されており、開催時には周辺で道路規制が行われるので注意。競馬の行われていない時は地元の運動会などのイベントが行われる時もあります。

その競馬場と隣接する「猪名川公園」は尼崎市と豊中市のちょうど真ん中にあります。普通の遊具やアスレチックコースに遊歩道。また、野球場やテニスコートといった球技施設まで備わっており、小さなお子様からお年寄りの方まで「つかえる」公園です。

小規模な住宅と工業の混在する藻川以南

新幹線とと農地
青空駐車場と戸建
(上)新幹線の高架下付近。駅南側には畑も多く残る(下)青空駐車場と隣接する戸建て群。典型的な周辺の景色の一つ
駅をでて南側に200m程行くと藻川という川が流れていますが、そこを渡ると少し街並みが変わります。藻川以北と比較すると、住宅街としては少し殺風景な感じです。

北西から南東へ新幹線、東西には名神高速道路が、それぞれ高架で街中を走っており、そのせいか街並みの全体的な統一感がありません。藻川以北も青空駐車場等の低利用地が多かったのですが、藻川以南になると平屋建ての町工場が多くみられ、「梅田」駅からわずか4つ目の駅とは思えないほどの低利用度です。

住宅の種別でみると、古くからある文化住宅や、建築時期はまちまちですがコンパクトなミニ分譲戸建てが多く立ち並んでいます。マンションに目を向けてみると、藻川以北に比べると数は少ないですが築年数30年以上はたっているであろう集合住宅が何棟かあります。古くから住宅地としてニーズが高かったことが感じ取れます。

スーパー・商店街等の買物施設は乏しいものの、前述の「カルフール尼崎」(イオン尼崎)と「コストコ尼崎」はこちら側にあり、両店がある幹線沿いにはホームセンター、100円ショップ等の沿道型店舗が複数で並んでいます。

では、最後のページでは気になる住宅市場を確認してみましょう。