ひったくりに遭わないルートを探れ!
空き店舗+駐車場の取り合わせは、夜間人気がないので注意 |
一面赤丸を敷き詰めた様に見えた地図も、徐々に赤丸がまばらになったはず。そこで赤丸の位置をみてみると「特定の道路沿い」や「特定の交差点」上で多く発生していることがわかります。
すなわち、「ひったくり」事件が過去多く起きたエリアであっても、駅までの道順等を工夫することによって、できるだけ被害に合わないように心がけることは可能だという事です。これは、今住んでいる場所で一度確認して頂きたいものです。
やはり犯罪発生が多いのは繁華街
繁華街はお互いを知らない「他人同士」の街。地域のつながりが浅ければそこは「繁華街」と同じです |
ひったくりは、路上強盗に比べていろんな地域で発生しているのですが、阪急箕面線沿線、中国自動車道以北の北摂地域、南海高野線の大阪狭山市周辺、堺市南区(泉北高速鉄道周辺)はわりと発生が少なくなっています。
車上狙いが多いのは大阪市内。まあ、これは車の台数が多いので当たり前といえば当たりまえ。大きな傾向は見て取れませんが小さなエリアごとの差が結構あるので、自宅周辺は確認したいところです。
子供被害状況については、他の犯罪以上に発生分布の特徴なし。子供被害状況
ドロボウに遭わないためのノウハウも
自治会等の組織の活性度は治安をまもる大きな要素の一つ |
またここからは市区町村別空き巣認知件数濃淡図といった資料も見ることができます。同図によると件数の多いのは東大阪市、豊中市、枚方市の3市。でも、それって世帯数の多い行政区の方が上位にきて当り前では? というわけで世帯数で割って「一世帯当たりの認知件数」で比較してみると豊中市・枚方市は平均よりも下回った数字となりました。統計の数字は単位に気をつけてみなければいけませんね。
ちなみに「空き巣の少ない行政区」はトップが吹田市。続いては大正区・住之江区・此花区と大阪市内臨海エリアが続きます。
さて、大阪府警のデータを見て「安全な街」を探ってみましたがいかがでしたか?「浜の真砂は尽きぬとも、世に盗人の種は尽きまじ」とは石川五右衛門の辞世の句。今もって「犯罪の全く起きない街」というのはありません。より「安全な街」を探すのと同時に、「安全な住まい方」を考えていくことも大切ですね。
※とくに断りのない場合は、最も新しいデータの数値に基づいて記載しています。また、写真と本文とは関係がありません。