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本好きなら尼崎に住め!?~関西読書事情(2ページ目)

本が好き。新刊が買いたい、古本が買いたい、図書館で借りたい。そんな本好きな人はどこにすめばよいか?大阪・兵庫・京都を「本好きに住みやすい行政」という視点で見てみました。

田中 和彦

執筆者:田中 和彦

住みやすい街選び(関西)ガイド

古本を買うなら堺・尼崎?

古本
街角にさりげなく存在する古本屋。その数は大手チェーンに押され減少傾向。

「買う」については新刊だけでなく古本を買うという選択肢もあります。

古本屋については統計的な把握が難しい……。たとえば「日本の古本屋」というサイトで調べてみたところ政令指定都市除きで比較では、吹田市(13件)、東大阪市(12件)、尼崎市(10件)、豊中市(8件)と続きます。しかしこれは全数ではなくあくまで全国古書籍商組合連合会に入会している店舗だけです。実際には大阪・梅田の「阪急古書のまち」(「かっぱ横丁」といったほうが通じやすいかも)のような「古本屋街」とまではいかなくても複数の古本屋が並ぶ商店街なども多数あり、実数はもっと多いと思われます。

ここまで述べてきたのは古くからある古本屋ですが、それ以外に昨今よく見かけるのは全国チェーンの大手古本屋。CD・DVD、もしくはそれ以外のものも取り扱っているので「古本屋」という感じではないですが、街場の古本屋よりも店舗面積が圧倒的に広い場合が多くて、店全体が明るくて入りやすい雰囲気なのもいいですね。

というわけで大手チェーン店の一つ「ブックオフ」の店舗数を見てみました。(なお店舗数は、同一場所で複数の併設店舗がある場合は1店舗とカウントしています)

チェーン店という事もあり、各行政区に万遍なくありますがいちばん多かったのは尼崎市で4店舗。続くのは吹田市・高槻市・枚方市で各々3店舗。2店舗となるとかなり多くあります。

本が好きなら尼崎市・高槻市へ!

夜の本屋
営業時間もチェック事項の一つ。閉店時間が遅いと帰宅時に便利です。
以上、図書館・新刊本・古本と3つの切り口で見てまいりましたが、全てにおいて上位にランクインしたのは尼崎市と高槻市。行政を数字で比較した場合この両市が「本好きに住みやすい街」となりました。

どちらもJR線の新快速が停車(JR「尼崎」駅・JR「高槻」駅)するとともに、阪急線も通る(阪急「園田」「塚口」「武庫之荘」駅、阪急「富田」「高槻市」「上牧」駅)「「交通利便なベッドタウン」。本好きでなくとも利便性の高い住みやすい街といえます。

とはいえ、行きやすい書店ではなく、センスのいい書店へ行くことが大事だ、という考えもありますので、本当に大切なのは自分にあった本屋を見つけることですね。

【関連サイト】
関西休日案内(図書館一覧)
関西古本屋マップ
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