シミ、くすみの解決法2(レーザー、光治療)
多少予算はかかってもいいから、着実かつスピーディに解消したいというひとにはこれらの方法で。レーザーか光治療科は、シミの種類や濃さによって治療法が異なるので、ドクターにおすすめのものを提案してもらいましょう。【レーザー】
スポット的に消したいシミ、深い部分にできたシミにはレーザーが用いられます。レーザーには黒い色に反応するもの、赤い色に反応するもの、色に関係なく反応し盛り上がったシミを削る効果のあるものなどがあり、シミの種類別に使い分けます。パワーが強ければ強いほど軽い熱傷のような反応が生じるため、かさぶたが剥け新しい皮膚が露出してからのUVケアは必須です。
■ルビーレーザー
老人性色素斑(いわゆるシミ)、雀班(ソバカス)など肝斑以外のシミに有効。施術後はかさぶたができるので1~2週間程度絆創膏などで保護することが必要となる。
平均価格帯:
千円~1万円前後(シミの大きさにもよる)
メリット:
局所的なシミに向く。基本的に治療は1回で済む
デメリット:
絆創膏を貼る、徹底したUVケアなどアフターケアは必須
レーザートーニング照射中。ガンコなシミだけでなく顔全体のトーンも上がるのが魅力
肝斑治療やくすみに利用されるレーザー。顔全体に継続的に使用することで、色ムラがなくなり、肌全体にツヤや透明感が出現する。痛みの感じ方には個人差があるが針でチクチク刺すような痛み有り。照射は1回につき10分程度。3~5回の治療で効果を実感できる。
平均価格帯:
1~2万円前後/回
メリット:
内服薬よりも肝斑に対して即効性がある。
デメリット:
照射後、数時間程度で収まる軽い赤みが出ることがある。
【光治療】
カメラのフラッシュのような瞬間的な光で肌トラブルを改善し、健康な素肌に整える光治療。1回で広範囲にあてることができるので、ソバカスや点在する浅いシミ取るときに非常に効果的です。肝斑だけはかえって濃くなるというリスクがあるため、その場合は肝斑部分をのぞいて照射します。
シミ以外にも、肌にハリが出る、毛穴が目立たなくなる、うぶ毛が取れるなどメリットが。様々なマシンがありますが、どれを選んでも推奨される回数を継続することが結果につながります。もちろん術後のUVケアも必須です。
元祖「ゴムで弾かれるような痛み」のフォトフェイシャル。ガイドはこの刺激が結構好きです
光治療ブームの立役者といえばフォトフェイシャル。シミが光に反応すると、一時的に濃くなり、1週間程度で洗顔などで自然に剥がれ落ちます。シミ・ソバカスだけでなく、赤ら顔、毛穴や肌のハリ、うぶ毛などにも効果を発揮。照射部分を太いゴムで弾かれたような痛みを感じるのが特徴です。
平均価格帯:
2~3万円
メリット:
広範囲のシミに最適。絆創膏を貼るなどの手間がかからない。シミだけでなく顔の悩み全般に効く
デメリット:
肝斑など取れないシミもある
フォトフェイシャルよりややマイルドな照射感で人気のオーロラ
光にRF(高周波エネルギー)をプラスしたマシン。光だけよりも肌の深部にエネルギーが届くため、ハリや毛穴の改善、小ジワやたるみに対しても効果を発揮するとされている。うぶ毛治療として利用できるメリットも。照射の刺激はフォトフェイシャルより弱めで、根強い人気あり。
平均価格帯:
3~5万円
メリット:
フォトフェイシャル同様、シミだけでなく顔の悩み全般に効く
デメリット:
肝斑など取れないシミもある
■ライムライト
世界で初めて、日本人の肌のために作られた光治療機器。その為、従来の光治療機で取りきれなかった薄いシミにも安全かつ効果的にアプローチが可能。照射の痛みも少なめ。
平均価格帯:
5万円前後
メリット:
比較的痛みが少ない
デメリット:
価格が他の光治療機と比べるとやや高め。また肝斑など取れないシミもある
シミにピンポイントで照射できるアキュチップ
レーザーのように部分的に使え、かつ絆創膏などのアフターケアが必要ない光を使ったスポット治療器。痛みも少なく、目の周りなどデリケートな部分にも対応可能。
平均価格帯:
1500~3000円
メリット:
気になるシミだけを直撃できる
デメリット:
特に無いが、広範囲にわたるシミには向かない。