新入社員が踏みやすい職場の「地雷」
「優秀」と言われた新人が、4月早々辞表を出してしまうことも・・・・・・
・期待していた仕事、職場の雰囲気と違う!
・仕事を覚えられるだろうか?
・仕事量をこなせるだろうか?
・仲間として受け入れてもらえるだろうか?
・自分の居場所をつくれるだろうか?
上記のような「戸惑い」が、新人さんの気持ちを重くさせます。このように、入社後の期待が打ち砕かれ、急激な戸惑いに襲われる心情を、私は「4月ショック」と呼んでいます。職場デビューした新入社員なら、誰でも覚える感覚ではないかと思います。
企業に人を育てる余裕がなくなってくるにつれ、「4月ショック」を覚える新人さんも増えているように思います。一昔前のように、手取り足取り仕事を教えてもらえる雰囲気も少なくなってきましたし、成果主義が導入され、個人の成果が問われるようになると、上司にとっては新人も「ライバル」の一人。仕事の縄張りを荒らされたくない先輩や同僚は、「できる自分」をアピールする新人を警戒しながら観察しています。
そのため、優秀でも「生意気」と見られてしまうと、周りから浮いてしまい、孤立してしまうことも少なくありません。
先輩社員が後輩に望む姿勢とは?
積極的でありながら、謙虚で協調性のある新人が歓迎される
この調査によると、20~30代の先輩社員が新入社員の言動に関して好感を持つのは、1位「あいさつがしっかりできる」、2位「やる気のある姿勢」、3位「気が利く」、4位「自ら率先して仕事をする」、5位「いつも笑顔」、6位「わからないことは聞く」、7位「素直さ」、8位「丁寧な言葉づかい」、9位「行動に移すまでが速い」、10位「人の話をきちんと聞く/いろいろと相談してくれる」、といった態度です。
やる気や積極性、機敏さを期待しつつも、あいさつや笑顔、言葉づかい、素直さなど、新人としての謙虚さや周りと協調する人間性を重視する声が大きいことが分かります。
自己PRが強いだけの態度では、職場の人たちには煙たがられてしまいます。実務経験が豊富な異動組、転職組であっても、新人さんはあくまでも「あとから仲間に入れてもらう人」なのですから、尊大に見られるのはタブーなのです。