ストレス/女性に多いストレス

集合住宅の「ママ友ストレス」の落とし穴!(2ページ目)

幼い子どもの多いマンションなどの集合住宅では、「ママ友」のお付き合いに花が咲きます。その反面、つきあいが濃くなり、“鍋・釜・財布丸見え”の状態に。その結果、抱える思わぬストレスとは? 集合住宅が抱えやすい「ママ友ストレス」について考えます。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

近すぎる関係から生まれる息苦しさとジェラシー

就学前の子どもがたくさん住む集合住宅では、サエコさんのように、専業主婦同士の近所づきあいが濃厚になりがちです。

ママ友との近所づきあいは、最初は楽しく、盛り上がります。子育てのグチや夫や姑への不満などを思い切り話せるため、「1人じゃない」という安心感も得られます。

しかし、付き合いが濃くなってくると、次第に息苦しくなります。子どもが幼いうちはまだいいのですが、たとえば子どもの発達や能力に差がつき始めると、ライバル意識やジェラシーが生まれて、なかなか純粋な気持ちで付き合うのが難しくなります。

さらにサエコさんのように、同じマンションの住人同士だと、ローンや家計の問題がしばしば話題に上ります。お互いの懐具合が垣間見え、夫の収入を嘆いたり、援助してくれない親を斜めに見たりと、ちょっと歪んだ不満が生まれることがあります。


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