ハイパフォーマーの啓発は「カフェイン系ドリンク剤」

ドリンク剤的な本ばかり読んでないで、自分らしさを大切に

ドリンク剤的な本ばかり読んでないで、自分らしさを大切に

一時期、企業の人事制度でもアメリカ流の「コンピテンシー」が取り沙汰され、ハイパフォーマー研究が流行りました。しかし、それで「長期的にうまくいった」という話はあまり聞いたことがありません。なぜなら、他人の成功例は、考え方もメンタリティも、行動様式も全く違う他人から生まれた、所詮は「他人事」。自分の枠組みから生み出し、ストレスなく長期的にステップアップが目指せる方法を自分自身で編み出さなければ、続けられるはずもないのです。

たとえば、大リーガーのイチローも独自のメソッドを数々披露していますが、「イチロー流」をそっくりマネしたって、同じようなヒットメーカーにはなれません。自分のメソッドでコツコツと叩きあげるからこそ、「イチローの向上」があったのであり、それは私たちも同じではないでしょうか。「自分がつくる自分の向上」でなければ、長期的に続けられません。

結局、ハイパフォーマーによる啓発などは、「カフェイン系ドリンク剤」にすぎないのです。「やる気になった」「参考になった」と一時的に明るくなる程度のものであって、それを読んでやる気を定着させる「基礎的栄養素」が身に付くわけではありません。

ガイドの新刊『サイボーグを目指さないことにした、働く私の「自分時間」』(明日香出版社、2010)には、そんな現象に心当たりのある方へのヒントになることをたくさん盛り込みましたので、興味のある方はぜひ参考にしてみていただけたらと思います。

スーパーウーマンの啓発にしがみついたままでいると、「スーパーウーマン症候群」の罠から抜けられなくなるかもしれません。ご用心を。
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