栄養管理/ビタミン

ビタミンB12の効果・不足・過剰摂取

ビタミンB12の働き、ビタミンB12が不足したときの症状、欠乏しやすい人の傾向、栄養素の推奨量と国民の平均摂取量、過剰摂取した場合の影響、食品が含む栄養素量など、具体的な数値を示しながら分かりやすくまとめました。

一政 晶子

執筆者:一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食ガイド

ビタミンB12の役割

卵も栄養満点。動物性食品は食べ過ぎには気をつけながら適量を楽しむのがコツ。

卵も栄養満点。動物性食品は食べ過ぎには気をつけながら適量を楽しむのがコツ。

ビタミンB12は正常な赤血球生成、神経作用をはじめ、様々な代謝に必要な栄養素です。

ビタミンB12の欠乏症

ビタミンB12が不足すると疲労、便秘、食欲低下、体重減少、手足のしびれ、悪性貧血、バランス感覚の低下、記憶力低下、うつ病などを引き起こすことがあると言われています。ビタミンB12は一般的な食事をしている人では不足しにくいですが、厳格な菜食主義者では不足しやすくなります。さらに高齢者では、胃酸の低下など(ピロリ菌や萎縮性胃炎等)により、ビタミンB12の吸収率が低下する傾向にあり、ビタミンB12欠乏による記憶力の低下や認知症などを起こすことがあります。
 

ビタミンB12の過剰摂取

ビタミンB12の過剰摂取による深刻な弊害は報告されていません。

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