アトピー性皮膚炎/アトピー性皮膚炎の予防法・治療法

アトピー改善は快適な睡眠から!(3ページ目)

アトピーの湿疹が落ち着いている時はいいのですが、かゆみがひどくて眠れないこと、ありますよね。ストレスや睡眠不足でアトピーが悪化してしまう悪循環に陥ってしまいます。まずは快眠法を考えてみましょう

清益 功浩

執筆者:清益 功浩

医師 / 家庭の医学ガイド

リズムを作るためには

同じ時間に起きるようにしましょう
  • 休日も含めて毎日同じ時刻に起きる
  • 寝る時間を決めて、1時間前からリラックスしたりして寝る準備をする
  • 朝は流れ作業の仕事をし、負担をかけずに、早起きして運動して体を起こす
  • 30分以上の長い昼寝を避ける(昼寝を長くすると、リズムが崩れて夜に寝れなくなります)
  • 夜勤の後でも決めた時間までに起きておく

こうすることで、睡眠のリズムが一定になります。

寝る前にリラックスするためには

  • 3時間前からカフェイン・タバコ・アルコールなどの刺激物は止める
  • 2時間前からは静かに過ごす(できれば、勉強や仕事をしない)
  • ぬるめの風呂にゆっくり入る(熱いお湯は反って交感神経を刺激して寝れなくする)
  • 毎日同じ時刻に夕食をとり、寝る前には大食しない
  • 積極的に筋肉をほぐしてリラックスする
  • 暗く、静かで適温で心地よい部屋で寝る

アルコールは睡眠の質を下げてしまいます。
現実はなかなか難しいかもしれませんが、少しでも工夫すれば、快適な睡眠が取れます。

睡眠についての考え方を変えるためには

  • 睡眠時間の長さにこだわらない
  • 眠れなくてもすぐに悪影響は出ないと居直る
  • 寝不足は次の日に解消できると信じる
  • 寝る前に悩まない。考え事は明日に延ばす

次の日が試験やイベント、遠足、運動会などがあるときは、なかなか寝れないものです。そんなときに、寝れなくてもいいと居直ることも重要です。すると、意外とリラックスできて、自然と寝ていることもあります。



一般的なことからも睡眠をよくしていきましょう。次回、睡眠を助けるアトピーにオススメの睡眠グッズを紹介します。


豆知識
レム睡眠:REM:Rapid Eye Movementのことです。睡眠中に、早い眼球運動が見られ、体は眠っているのに脳は起きている状態。夢はこの睡眠時に見る。




<参考リンク先>
アトピーの治療
薬物療法
ステロイド
塗る箇所によって違う!ステロイド使用法
アトピーに免疫抑制薬
内服薬
食事療法
食事療法
卵を制限してアトピー対策
牛乳を控えて食事対策
大豆を控えたアトピー対策
環境整備
スキンケア
梅雨に向けてのダニ対策
梅雨に向けてのカビ対策
子供のストレス解消!
梅雨でもアトピーを吹き飛ばそう!
さよならストレス! アトピー治療の基本 お酒でかゆみ悪化?! 飲酒時の注意
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