(アトピーのウソ?ホント?シリーズの紹介は記事の後半にあります)
運動するとアトピーは?
日頃の練習のせいかを発揮できるように |
■汗をかきます。皮膚に残った汗は、皮膚への刺激やかゆみの原因になります。運動した後は、汗をふき、早めにシャワーなどで汗をよく洗い流しましょう。(スキンケアを参照してください)
■運動すると、体温が高くなります。すると、血液循環が良くなり、かゆみが増します。かゆい所をクーリングする(冷やす)と、かゆみはましになります。
■喘息を合併している場合は、運動すると咳が出ます。場合によって息が苦しくなるので、喘息の治療をきちんと受けておきましょう。(詳しくはアトピーと喘息の関係を参照してください)
運動場に潜む悪化因子
運動場でも注意することがあります |
運動場での注意点です。
- 運動場の石灰
→線引きの粉です。皮膚につくとアトピーが悪化することがあります。 - 砂
→運動場の砂も、アトピーが悪化しますので注意。砂を手で触ると湿疹が出る子は砂による皮膚炎の可能性があります。 - お弁当
→アトピーの原因として食物があるので、お弁当を作るときには、原因食物を除きましょう。(原因食物の除去した弁当作りは食事療法を参照してください。レシピを紹介した本やPDFを紹介しています) - 日焼け
→天気の良い日に運動会があります。紫外線はアトピーを悪化させます。市販の日焼け止めクリームなどを使いましょう。(スキンケアを参照してください)
など
以上のように、きちんとした対策をとれば、大丈夫です。楽しい運動会にしましょう。
日焼け止め:紫外線の影響をブロックする外用剤で、紫外線を吸収する方法、紫外線を錯乱する方法があります。Z-Cote(R)というコーティングした透明で超微粒子の酸化亜鉛が、紫外線をブロックしています。
<アトピーのウソ?ホント?シリーズ>
【第1回】怪しい民間療法の見分け方
【第2回】漢方薬でアトピーは治るの?
【第3回】水でアトピーが治るの?
【第4回】アトピーでも海や川に行けるの?
【第5回】アトピーでも山に行けるの?
【第6回】アトピーでも運動会も大丈夫!
<参考リンク先>
喘息の子供は運動してはいけないの!?(All About(子供の健康))
日常生活の注意点
喘息発作の起こりやすいのは、どんなとき?(健生小児クリニック)
レシピ集 食物アレルギーのはなし~小児ぜん息・アレルギー疾患の食事療法~(環境再生保全機構)
日焼け止め
日焼けについて