上手に寝るために
お酒、タバコ、カフェインはNG!
・寝る前にカフェイン、お酒を飲むカフェインは神経興奮作用がありますのでNG。しかもその効果は4,5時間続きます。コーヒーはもちろん、紅茶、緑茶、ココア、チョコレートなどにも含まれています。また、意外なところで市販のスタミナドリンクにも結構含まれています。『疲れが残っているから、栄養ドリンクを飲んで寝よう!』というのは逆効果なのでご注意を。
また、『眠れないからつい寝酒を飲んでしまう・・・』というお話も良く聞きますが、これもNG。確かに寝つきは良くなりますが、お酒の効果は2,3時間。むりやり脳の機能を押さえつけて寝かせていると思って下さい。ですから、その後の眠りが浅くなりますし、途中で起きてしまうことが良くあります。しかも、アルコールは身体依存性があるのでだんだん量が増えてゆきますのご注意を。個人的にはアルコールを飲まないと寝れないくらいでしたら医師に診察を受けて、お薬を相談されたほうがよいのではないかと思います。
・タバコを吸う
タバコも覚醒効果がありますので寝れなくなります。
・熱いお風呂に入る
交感神経を刺激して目がさめてしまうのでNG。ぬるめのお風呂に入ってだるい感じにすると眠りやすくなります。
・長い昼寝をする
その分夜寝れなくなってしまいます。2~30分程度の短いものなら大丈夫。
・電気をつけっぱなしにする
睡眠のリズムがうまくとれなくなってしまいます。
・寝る直前に食事をする
消化のために体が活動してしまうので眠りが浅くなることが多いのでオススメできません。
上手に寝るために!
リラックスが重要
結局、『よい眠りをとるためには』、なんとなくだるく、リラックスした状態がよいということです。ただ、『歳をとると睡眠時間が少なくなる』というのも本当です。(赤ちゃんはずっと寝ていますよね)また、季節によってもかわります。(夏は比較的短く冬は長くなります)そして睡眠は生まれたときからの体質が関係し、健康な人でもばらつきがあります(ナポレオンが3時間、逆にアインシュタインは12時間眠っていたといいます)。自分はどれくらいの眠りでよいのかを把握してあまり神経質にならないで下さいね。
まず、大体自分に必要な睡眠時間は何時間くらいなのか把握しましょう。要はその時間だけ寝れればいいわけです。また眠りは体の中の体内時計で支配されているため、寝る時は電気を消して、逆に朝は光が入ってくるようにしましょう。お昼に運動するのも質の良い眠りには効果的。また、『おなかがすくと眠れない』というように、必要な栄養が体にゆきわたっていないと、上手く眠れないことも多いので、ダイエットのし過ぎは禁物です。
不眠を感じている方のなかには、ベットに入って寝れないとあせってしまう人も多いようですので、あまりベットに入る時間にはこだわりすぎないほうがよいでしょう。ただし、決まった時間になったら『リラックスタイム』と考えて、ボーっとするようにするようにしましょう。テレビをみながら足湯や手湯なんていうのもオススメ。あとは体のリズムを整えるために、休みの日でもできるだけ、同じ時間におきるようにしましょう。
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いかがでしたか?
余談ですが、不眠の研究で、ねずみさんを対象に動物実験する場合、メスは月経周期があるので周期をあわせるのが難しいため、オスを使って実験することが多かったようです。性差を考えた睡眠の解明はまだまだかもしれませんね。
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