不眠・睡眠障害/不眠・睡眠障害の種類

女性特有の不眠ってなに?(2ページ目)

女性ホルモンと不眠って深い関係があるってご存知ですか?女性はライフステージで女性特有のいろいろな不眠があるのです。

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド


妊娠に伴う不眠
妊娠中は時期によって眠くなったり不眠になったりします!

妊娠中も不眠はあります
妊娠中も不眠はあります
一般的には、妊娠初期はやたらと眠くなり、中期には一時安定し、後期に入ると頻尿で起きてしまったり、おなかが大きくなるのでうまく寝る体勢が取れずに、不眠になるというパターンが多いようです。また、つわりで夜中に起きてしまい、不眠になる事もありますよね。

出産後は赤ちゃんの眠るリズムも安定していないので、特に2ヶ月くらいまではお母さんがうまく眠れなくなることもしばしばおこります。かえって授乳時間をきちんと決めて授乳する方が、赤ちゃんの生体リズムを上手く作る意味でも、赤ちゃん・お母さん両方に好影響のことが多いようです。


更年期に伴う不眠
女性ホルモンの急激な減少が原因

不眠は更年期の主症状!
不眠は更年期の主症状!
更年期は女性ホルモンが減少して月経が終わる時期。急激に減る女性ホルモンの変化に体がついてゆけず、ホルモンバランスが乱れて自律神経が乱れてしまいます。

ここで、『更年期障害』と呼ばれるのぼせ、ほてり、めまい、肩こり、発汗異常、抑うつ、イライラといった、様々な症状が起こりますが、その一つにかなりの高率で『不眠』症状が起こります。まず、『眠りにつきにくい』といった症状から『夜中に起きてしまう』といった症状までさまざま。寝汗やほてりでついおきてしまう事も多いようです。

でも、まず御理解いただきたいのは、『更年期は一時的なものでずっと続くわけではない』ということ。あまりにつらければお医者さんを受診してくださいね。また、夜、眠れるようになると、更年期症状が和らぐことも多いようですのであまり我慢は禁物です。


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