イビキをかく人は、日本に数百万人から2,000万人もいると言われていますが、あなたは大丈夫ですか? 今回は、イビキのメカニズムと対策について、ご紹介します。

【目次】
テキスト
イビキといえば男性のイメージですが、悩みは女性のほうが深いようです

■ どうしてイビキをかくの? ⇒ P.1
イビキの陰に病気あり ⇒ P.1
鼻イビキはこれで止める! ⇒ P.2
下顎と舌を落ち込ませない ⇒ P.2
腕時計型センサー&刺激装置 ⇒ P.3
業界初! イビキを止めてくれる枕 ⇒ P.3


どうしてイビキをかくの?

私たちは24時間、常に呼吸していますが、ため息をついたり深呼吸をするとき以外、呼吸の音はほとんど聞こえません。それは、鼻や口から入った空気が、ノドや気管を通って肺に達するまでの通り道が、十分広いからです。

ところがこの空気の通り道が狭くなると、そこを通る空気が振動して音が生じます。例えば喘息の患者さんは、気管支が細くなるため、息を吐き出すときにヒューヒュー音がします。イビキも同様で、鼻やノドの空気の通り道が狭くなるため、息を吸うときや時に息を吐くときに、鼻やノドが振動します。

イビキは大きく分けて、2種類あります。イビキをかいている人の鼻をつまむと、イビキが止むことがあります。これは、鼻が詰まって空気の通り道が狭くなった状態で、「鼻イビキ」と呼びます。また、口を開けてイビキをかいている人で、口を閉じさせるとイビキが止めば、「のどイビキ」です。しかし、のどイビキが重症の方では、口を閉じてもイビキが止まないことがあります。

横で寝ていると気が付きますが、イビキがひどい人は、時々、呼吸が止まります。大丈夫かな? と心配になったころ、大きなイビキとともに再び呼吸を始めることがあります。呼吸が止まるのは、空気の通り道の狭まりがさらにひどくなって、完全に詰まった状態になるからです。


イビキの陰に病気あり

アルコール
お酒を飲むと、鼻やノドがむくんでイビキをかきやすくなります
イビキと言うと、どんな人をイメージしますか? 「お酒を飲んだ太鼓腹の中年オジサンが、仰向けで眠り込んでいる。そう言えば、彼の父親もすごいイビキだったなあ……。」

イビキをかきやすい人の特徴は、肥満・男性・加齢・遺伝・アルコール・疲労などが挙げられます。もちろん、イビキに悩む女性や、顎が小さいために空気の通り道が狭くなっている人もいます。

また、イビキが病気のサインの場合があります。2003年に山陽新幹線ひかり号の運転士が、運転中に居眠りして岡山駅をオーバーランした事故がありました。これで有名になった「睡眠時無呼吸症候群」は、イビキから見つかることが多い病気です。日本では、200万人以上も患者さんがいると予測されています。

花粉症や副鼻腔炎、甲状腺機能低下症、神経や筋肉の病気などでも、イビキをかくことがあります。子どもでも、のどの扁桃腺が大きくなっていたりアデノイドがあると、イビキをかきます。うちの子供は、鼻クソが詰まってイビキをかいていますが……。

怖いことに、ひどいイビキが続くと、生活習慣病に陥りやすくなります。イビキをかいている時は、十分な酸素を体に取り入れられません。すると交感神経が刺激されて、血圧が上がります。早朝の血圧上昇の原因が、睡眠時無呼吸症候群のこともあるくらいです。


次のページでは、自分でできるイビキの対処法をご紹介します。

――― ZZZ ――― ZZZ ――― ZZZ ――― ZZZ ――― ZZZ ―――

【関連記事・サイト】
「どうして眠らないといけないの?」
「いびき・無呼吸症候群」

睡眠・快眠ガイドサイトのトップページ