眠る女性
通算すると、一生の1/3も眠っている事になります
1日8時間眠っている人が80歳まで生きるとしたら、27年間も眠り続けていることになります。人生の3分の1も眠っているなんて、ちょっともったいないと思うかもしれませんね。

そもそも人間は、なぜ眠らないといけないのでしょうか? そこで今回は、まず、睡眠の働きや大切さについて解説し、不眠の恐ろしさについて、実例を挙げてご紹介します。


睡眠は体と心の休息

「あ~あ、良く眠れた」と思ったときには、すっきりと目覚めて爽快な朝を迎えられますよね。これは睡眠中に、体と心の疲れが完全に回復した証拠です。睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠の2種類があります。レム睡眠中は筋肉が緩むので「グッタリ眠っている状態」であり、ノンレム睡眠中は脳が休息しているので、さらに深く「グッスリ眠っている状態」と言えます。

脳にとっては、ノンレム睡眠は休息して回復する眠りであり、レム睡眠は休息と目覚めを橋渡しする眠りです。休息中の脳の中では、老化の原因の1つである過酸化物質の分解が盛んに行われます。つまり睡眠は、脳の解毒を行って脳細胞が死なないようにしている時間なのです。またレム睡眠では、起きている間に新しく作られた神経細胞のネットワークの、試運転や点検・整備を行っています。このときに夢を見るとも言われています。


「寝る子は育つ」は本当!

心身ともに成長著しい子どもは、大人以上に睡眠が必要です。深い睡眠の時間帯に、成長ホルモンがたくさん分泌されます。成長ホルモンは、細胞の分裂や増殖を促したり、傷ついた組織を修復してくれます。昔から「寝る子は育つ」と言いますが、このことを表していたのですね。さらに明け方近くには、副腎皮質ホルモンの血中濃度が高まります。このホルモンは、ストレスをやわらげてくれる働きと、体内でエネルギーを作り出す働きがあります。

最近、キレやすい子どもの増加が問題になっていますが、 子どもの睡眠不足とキレやすさの間には、脳の神経のバランスをとるセロトニンと言う物質を介して、深い関係があります。つまり、夜更かし→朝寝坊→朝食抜き→日中の運動量の低下→セロトニン不足→攻撃性の増強→キレる、という図式です。子どもにとって睡眠は、本当に大事なことなのですね。

次のページでは、不眠の怖さについて、詳しくご紹介します。

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