腰痛/腰痛の原因・しくみ・腰痛に潜む病気

ハイヒールでも腰痛にならない!(2ページ目)

ハイヒールは腰に悪いと言われています。しかし、ハイヒールを履いても、腰が痛くならない人もいるのです。今回は、ハイヒールを履いても、腰痛になる人と、ならない人の違いについてお話しましょう。

檜垣 暁子

執筆者:檜垣 暁子

カイロプラクティック理学士 / 肩こり・腰痛ガイド

写真のタイトル
悪く言われがちなハイヒールですが、それが体に合う人もいるのです。

ハイヒールが体に良い理由

ハイヒールを履き、爪先立ちの状態になることで、足が前に滑ってしまうと「ハイヒール=体に悪い」といわれる疾患になるかもしれません。代表的なものが、外反母趾です。そして、骨盤の角度と背骨のカーブが変わることに伴う腰痛です。

しかし、人によっては、ハイヒールが良い効果を生むことがあると言われています。それは、足首の安定性です。足首の角度が内側に向く傾向のある人は、ハイヒールを履き、カカトの位置を高くすることで、足首が安定します。

足首の安定は、腰の状態にも影響を与えるため、足首が内側に向いている人にとっては、ハイヒールは悪くないものだといえます。あなたは、ハイヒールを履いた時の方が、楽だと感じませんか?

写真のタイトル
お腹や腰、下半身の筋力UPに挑戦しましょう!

ハイヒールに勝つ『腰』にするには?

一般的に腰痛予防には、適度な運動は必要だと言われていますが、ハイヒール対策には、筋力UPも必要になります。筋力UPといっても、重量のウエイトを使うなど過度にトレーニングをする必要はありません。

日常生活の中に組み込めるものでは、背筋が伸び、きれいな姿勢が保てる状態で、階段を2段ずつ、ゆっくり上がるようにするというものもあります。初めは筋力が弱いと、階段の昇りが辛く感じ、前傾姿勢で必死に階段を昇りたくなると思いますが、これでは腰に負担をかけてしまいますので、姿勢は正しく心がけましょう。

腰痛の症状がある場合は、どのような運動、体操などでも悪化要因となることがあります。せっかく筋力トレーニングを行っても効果が出にくいことがあるため、回復するまで様子をみるか、専門の先生に相談することをおすすめします。また、ハイヒールを履いて疲労を感じたら、腰やふくらはぎを温め、ストレッチをして疲労を残さないようにしましょう。

参考図書 : 腰痛・下肢痛のための靴選びガイド




*ハイヒールでも腰痛にならない!関連リンク*
  • アクティブヨーガ初級編
    from All About[肩こり・腰痛]
  • アクティブヨーガ中級編
    from All About[肩こり・腰痛]
  • 腰椎椎間板ヘルニア回避法!
    from All About[肩こり・腰痛]
  • 腰痛の原因と治療法
    from All About[肩こり・腰痛]
  • ぎっくり腰対処法・外出編
    from All About[肩こり・腰痛]
  • 腰にやさしい物の持ち上げ方
    from All About[肩こり・腰痛]
  • 【編集部おすすめの購入サイト】
    Amazonで腰痛対策グッズをチェック!楽天市場で腰痛対策用品をチェック!
    • 前のページへ
    • 1
    • 2
    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
    ※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
    免責事項

    あわせて読みたい

    あなたにオススメ

      表示について

      カテゴリー一覧

      All Aboutサービス・メディア

      All About公式SNS
      日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
      公式SNS一覧
      © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます