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トイレでお腹に力をいれたことがきっかけで、痔になってしまうことがあります。
痔と腰痛の関係についてのシリーズ2回目です。シリーズ1回目の腰にも悪影響?人には言えないお尻の病は、ご覧いただけましたか?そこでは、痔と腰痛になりやすい人の共通項目を含んだ、簡単なチェックをご紹介しました。今回は、各項目でなぜ痔や腰痛になるのか、そして気になる腰痛と関わる痔の種類についてご紹介します。誰にも痔を相談できずに悩んでいる方のご参考になればと思います。

第1回  腰にも悪影響?人には言えないお尻の病
第2回  これは避けたい!腰痛の次は痔になる!?
第3回  お尻のケアと腰のケア、両方まとめて今日から挑戦!


<CONTENTS>
  • 痔も腰痛も予防は可能!-p.1
  • こんなものも痔の症状?-p.1
  • 「いぼ痔」でお馴染の痔核(じかく)-p.1
  • 「切れ痔」と呼ばれる裂肛(れっこう)-p.1
  • 「あな痔」と呼ばれる痔ろう-p.1
  • どうする?私の痔になりやすいライフスタイル(前編)-p.2


    痔も腰痛も予防は可能!

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    二本足で立つという姿勢は、ヒトの特徴ですが、それによって負担のかかりやすい部位があります。
    痔と腰痛になりやすい人には、ライフスタイルの中に注意しなくてはならない点がある場合が多いです。ですから、ライフスタイルを見直さないと、一度改善された痔も腰痛も、再発する可能性が高いということです。また、痔と腰痛の起こりやすい共通点として、「ヒト(人間)だから仕方がない」という理由もあります。ヒトが二本足で立つことで、上半身の重みは腰、骨盤にもかかってくるのですが、お腹やお尻、腰の筋肉の弱化や、姿勢の悪さなどから体のバランスを崩しがちになると、負担のかかり方によっては、腰痛になる恐れがあります。

    二本足で立つ場合、ヒトは重力に逆らって姿勢を保っていることになります。この重力に逆らう時に腰を支えるためにいくつかの筋肉が働き、疲労しがちということは認識しやすいと思いますが、この時、肛門にも問題が起こりやすい特徴がみられます。体の隅々を巡った血液は、心臓に戻らなくてはならなりません。しかし、立つ姿勢や座り姿勢の時、肛門は心臓よりも低い位置にあるため、座りっぱなしで血行不良になった場合は、肛門周辺の静脈がうっ血しやすく、さらに心臓へ血液を戻しにくくしてしまいます。そして、痔になりやすいお尻の状態になっていきます。そこに悪い生活習慣が加わると、痔になってしまうかもしれません。人間の構造上、肛門も腰も血流の悪い状態になりやすいということもありますが、その点を理解しておくと、日頃のケアの重要性が理解できるのではないかと思います。

    こんなものも痔の症状?

    腰にも悪影響?人には言えないお尻の病では、痔の中でも特に多くみられる疾患名を3種類挙げました。この中でも「いぼ痔」でお馴染の「痔核(じかく)」が一番多く、肛門の血行が悪くなった場合に生じやすいと言われています。腰痛を招かないように、また悪化させないようにもしたいものです。痔の出来る部位によっては、痛みを感じないものもありますが、一般的には「座るのも大変」という痛いイメージが強いようです。また、痔の人がかゆみを伴う場合もあるようですが、このかゆみ自体は痔の症状ではありません。肛門がきれいではない状態の時にかゆみを感じやすくなりますが、肛門周囲はしわがの多いため汚れを排除しづらく、排便後にトイレットペーパーで拭くだけでは、清潔な状態を保ちにくいようです。次に気になる3種類の痔の症状を挙げてみましょう。

    「いぼ痔」でお馴染の痔核(じかく)

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    トイレで新聞を読むなどの些細な習慣がお尻に影響を与えることがあります。
    排便後に出血することがあり、便器に血がポタポタ落ちている場合は、驚いてしまうかもしれません。痛みを感じにくいのは内痔核といって、直腸と肛門の境い目よりも直腸側にできた場合です。肛門側にできる外痔核は、神経のたくさんある部位なので痛みを感じます。直腸や肛門にある静脈が、何かのきっかけでうっ血してしまうと、膨れたり、痔が外に飛び出したりします。また、排便後にまだ便が残っているような感覚がある場合もあります。

    「切れ痔」と呼ばれる裂肛(れっこう)

    痔核と同じように排便後に出血することがあります。トイレットペーパーに血がつくなど。肛門が切れてしまうので、排便が痛く感じ、トイレが怖くなってしまう人もいるようです。大きい便や硬さが切れる原因となるため、痛みのために排便を我慢してしまうと、便はさらに硬くなり、後々さらにつらい状態になるかもしれません。切れ痔は、繰り返すと潰瘍が出来たり、肛門が狭くなったりすることもあるので、悪化させないように処置をしましょう。

    「あな痔」と呼ばれる痔ろう

    下痢がきっかっけになることが多く、直腸と肛門の境い目にあるくぼみから、細菌が入り込み化膿してしまいます。男性に多く見られます。直腸ではなく、肛門側に出来てしまうと、痛みが強くなります。膿によってお尻にトンネルが出来てしまう厄介な痔です。また、疲労やストレスで免疫力が低下すると、この疾患になりやすいので、疲れをためないようにすることも大切です。痔ろうは慢性化すると手術が必要になる場合があるため、早めに病院で治療を受けましょう。

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