マンション購入術/新築マンション購入の流れ

初心者必見!マンション購入のイロハとは?(2ページ目)

1年ひと昔のマンション動向。価格の大幅な見直しで、随分先と思ってたマンション購入も手が届きそうです。いざ購入と御考えの初心者の方向けにガイド独自の視点で、マンション購入のイロハを紹介します。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド

「ローン」の組み方が先々を決める!
低利・短期・小額がポイント

マンション
金利水準が低いと、総返済額はかなり抑えられる。今の金利水準なら負担は少ない。
ほとんどの方が、マンション購入に伴って必要になるのが住宅ローン。世界的な景気対策による金融緩和で、住宅ローン金利は低水準を維持しています。4月は若干上昇しましたが、例えば変動金利では最優遇金利採用で1.175%(中央三井信託銀行 4月1日)のものも、10年固定金利でも2.05%(みずほ銀行 当初10年固定 当初期間重視プラン)などと低水準です。

こうした、金利の高低は、返済総額に大きく影響するので低い方が負担が軽くなります。

将来的な金利上昇リスクは、残債がどれだけ残っているかにもよるので、短期のローンを組めればその分リスクは軽減されます。例えば、残債が1500万円ぐらいだとすると金利が1%上昇しても月々の支払は1万円強のアップですみます。

また、住宅ローン控除がフルに使えるなら更に金利負担が軽減されます。共働きなら夫婦でローンを組んで、それぞれが控除を受けることも可能です。

低利で、短期間に返済、出来るだけ額を抑えるのが住宅ローンの成功のポイントです。繰り上げ返済も含め、50代の間にローンが返済できるのがベストでしょう。

一番の買い手は、実需層

今マーケットで最も苦戦しているといわれているのが、オーナーチェンジ物件です。都市銀行をはじめ金融機関の融資が、収益物件に対し厳しくなっているので、オーナーチェンジのマンションなどは、価格を下げないと買い手がなかなかつかないようです。

ファンドなどの投資余力も減退し、今マーケットでの一番の買い手は実需層に移っています。金融機関から融資が受けられるだけで、アドバンテージがあるといっても過言ではないでしょう。

次のページでは、「ハ」の購入の「判断基準」についての話です。
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