マンション購入術/新築マンション購入の流れ

初心者必見!マンション購入のイロハとは?(3ページ目)

1年ひと昔のマンション動向。価格の大幅な見直しで、随分先と思ってたマンション購入も手が届きそうです。いざ購入と御考えの初心者の方向けにガイド独自の視点で、マンション購入のイロハを紹介します。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド

資産価値を意識しすぎない

GDPの拡大が難しい中、資産価格が下がらないことを前提で購入することは、極めて難しいと思います。しかし、価格が下がると損かというとそんなことはありません。

賃料としての効用や、自分の住まいで気兼ねなく生活できることなどを思えば、短期間にタイミング悪く売却しない限りメリットはあると思います。自分が長く快適に暮せるイメージの浮かぶマンションなら、購入メリットは大きいのではないでしょうか。
バリューポイント
資産価格の下落+金利負担の総額と純賃料の総額が上回るポイントが収支的なプラスのポイント。ガイド独自にモデルを作成し、3パターンで比較。借り入れが少なく返済期間が短い方が、収支のプラスポイントは早くなる。(金利3% 控除なし 20年後賃料25%ダウン、物件価格36%ダウンで設定)

資産価値を気にしすぎて、都心の中古マンションを高値で購入し、今売却されている方は、値下げを余儀なくされている方も多いようです。自分のライフスタイルを押さえつつ、長く愛せる住まいを選ぶことが大事だと思います。

持続可能性がキーワード

景気動向に、どうしても一喜一憂してしまいがちですが、いいマンションとは、日々の生活の中で「自分のしたい」を実現させてくれるマンションだと思います。地価下落で、土地の価値に依存した耐震性の低い中古マンションの価格は、大きく下がっているようですが、将来を見据えて長く快適に暮せるような耐久性や立地を兼備えているマンションが、ベストでしょう。

「子供が生まれたら」「定年退職したら」「子供が独立したら」…など自分のライフステージの変化に対応可能なマンション選びが、マンション探しの基本だと思います。


**お知らせ***
月2回、最新記事のお知らせやコラムの載っているメールマガジン(無料)を配信中です。申込みはこちらからどうぞ!

【関連記事】
専門家に聞く、2009年マンション市場-前篇
2009年を大胆予測。今年は買い時か?
「2009年はマンションの買い時!?」説の真偽
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます