タバコと椎間板コラーゲンの老化
喫煙により、ビタミンCが消費されますが、周りに居る人たちのビタミンC消費も増加してしまいます。 |
しかし、喫煙を続けることで、慢性的なビタミンC不足が生じてしまいます。
1日にタバコを1箱(20本)吸った場合、0.5gのビタミンCが失われてしまいます。ということは、タバコを1本では、約25mgのビタミンCが失われます。椎間板は非喫煙者でも、加齢と共にクッション性が失われていきます。ですから、喫煙者はビタミンCを失うことで、さらに椎間板の老化を早めるということになるのです。
喫煙は、「肌の老化も早める」と言われますが、こちらも『ニコチン』が毛細血管を収縮させてしまうためです。血液から運ばれる酸素の量も減り、血行不良になります。タバコを吸い始めて「最近、肌にツヤがなくなてきたなぁ」と感じたら、目に見えない部分【腰の椎間板】の老化も進んでいるかもしれない・・・ということを思い出してください。
禁煙は無理! という方はビタミン補給を!
椎間板変性に関係のある「コラーゲン」と「ビタミンC」。基本的には食事から摂取したいものです。しかし、非喫煙者と同じような食事をとっても、喫煙者のビタミンCの代謝量はとても早いため、ビタミンCを効率よく摂るためには工夫が必要です。個人差がありますが『ニコチン』『タール』によって、胃が刺激され食欲が低下がみられる場合は、食事からの摂取も難しくなってしまいます。ビタミンCはとても壊れやすいものです。しかし、ビタミンPを一緒に摂取することで、ビタミンCを安定させ、働きを補強することができます。さらに毛細血管を強化する働きも。ビタミンCとPの働きを考えて、食事に取り入れるとよいでしょう。
*腎臓の病気のある人は、ビタミンCの摂り過ぎに注意が必要です。
また、食事の工夫の他にも腰に負担のかかるよう動作を避けるなど、日常生活を見直す必要があります。
喫煙者で1日に20本以内の場合は、非喫煙者よりも1.29倍も腰痛になる危険性があるといわれています。また、若い人であれば、禁煙により壊れかけの椎間板が修復される可能性もあるとされています。いずれにしても、腰痛を予防する、悪化をさせないためには、ツライと思いますが『禁煙』が課題となりそうですね。
参考サイト:asahi.com【健康】「暮らしと健康コラム」
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