11月に世界保健機関(WHO)から2015年には10人に1人はタバコのために死亡する、という予測が発表されました。「タバコは体に悪い」と言われていますが、具体的にはどんな害が及ぶのでしょうか? 今話題の禁煙外来についてもご紹介します。


50代からでも禁煙は有効か?

喫煙
タバコを吸う人は、味覚も低下していることがあります。せっかくのおいしい料理も本当の味がわからなくなっているかも
禁煙をすることによって、長い目で見ると、がんなどにかかる危険性が低下するだけでなく、禁煙した瞬間から健康にとっても有用な効果があります。例えば脈拍や心臓への影響は禁煙した翌日には出現し始めています。人によっては、数日内に喫煙前に比べて体力がついた、と感じることもあります。

つまり、禁煙を始めるのに遅すぎるということはありません。年齢に関わらず、確実に有効な健康法の1つですから、今すぐにでも禁煙を開始しましょう。 それにはまず、タバコによる危険性を具体的に知っておくことも大切です。


タバコのリスク! 病気の危険は数十倍?

喫煙に関する有名な統計があります。例えば、喫煙者はそうでない人と比べて喉頭がんで32.5倍、肺がんでは4.5倍ものリスクがあるという内容です。中でも慢性閉塞性肺疾患(COPD)は世界第4位の死亡原因となっており、日本でもこの病気にかかる人が増加すると考えられています。この他、喫煙によって危険度が増す代表的な病気は以下のようなものがあります。

・ くも膜下出血……1.8倍
・ 口腔・咽頭がん……3.0倍
・ 食道がん……2.0倍
・ 狭心症・心筋梗塞……1.7倍
統計データは平山雄先生著「最新医学」「治療」から引用

それでは、自分はタバコを吸わないから大丈夫だよ……という人、本当にそうでしょうか?


次のページでは受動喫煙の影響についてご紹介します。