一度ついてしまうと、なかなか取れにくいお腹周りの脂肪。お悩みの方も多いと思います。 この脂肪が蓄積され続けると、将来的に成人病が心配される他に、腰痛をおこす可能性がでてきます。脂肪蓄積による腰痛はなかなか手強いもの。今回はこの「体脂肪」が及ぼす腰への影響と、体脂肪率の測り方についてお話しましょう。


お腹が出ると関節に負荷がかかる

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背骨のカーブが保たれ、姿勢が崩れていない場合、赤い点線のような重心になります。
お腹に「お肉」がついていると、腰の関節への悪影響が心配されます。右図のように

耳 — 肩 — 股関節 — 膝の 前— 下側のくるぶしの前

を結んだ線(=重心線)が床に垂直であれば、良い姿勢であり正しい重心線であるといえます。お腹に脂肪がつくことにより、体の重心線がずれてしまいます。重心線がずれると、腰痛を起こす原因となることがあります。

重心線がずれるという感覚は、重い荷物を運んでいるときに経験している方も多いはずです。大きな荷物を身体の前に抱えたとき、荷物を落とさないようにと少し身体を後ろに反らし、身体を安定させますよね。脂肪の蓄積によりお腹が出てきた場合は、これと同様に、身体を安定させるために身体が無意識のうちに反り気味になります。重心線がずれてしまい、腰痛を起こしやすくなってしまいますね。

お尻も後方へ突き出てしまう!

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このようにお腹が大きいほど、腰椎からお腹までの距離が長くなるため、腰を反らせれて身体のバランスをとるようになります。
重心線がずれてしまうと、お尻も後方に突き出してしまいます。背骨はS字のゆるやかなカーブを呈していますが、腰の反りが続くことにより腰部の背骨が過剰に前方へカーブしてしまいます。その結果、右図のようにお腹は前に突き出て、お尻は後ろへ突き出て…というような体型に見えることもあります。

身体が反った状態では、関節に圧迫の負荷がかかってしまいます。脂肪のついたお腹では脂肪が減量されるまで常に身体が後ろに反り気味になるため、腰の関節に負荷がかかり続けるのです。そして、関節の機能が低下するとともに、腰部の筋肉が硬くなり、コリや張りを感じるようになります。また、関節付近の痛みを感じる神経が働くことにより、腰を動かしたときに痛みを感じることもあります。

お腹周りの脂肪は健康のバロメーターになります。どれくらいウエストがあると健康を害する恐れがあるのでしょうか?


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