下っ腹が張る症状は、いわゆる「ガス腹」が原因?
腹の張りは、生活習慣が影響することも
「何だかお腹の調子がスッキリしない」と感じたことはありませんか? それは「ガス腹」のせいかもしれません。お腹にガスがたまって、ポコっとお腹が出たように感じたり、苦しく感じたりといった状態になり悩んでいる方は多いです。
食事、運動、ストレス解消……とお腹の張りを生じる「ガス腹」に効果的な方法はいくつかありますが、今回はそれに加えてできる簡単な解消法をご紹介しましょう!
<目次>
下っ腹が張って苦しい……腸内にガスが溜まりすぎる原因
レントゲンでお腹のガスが認められることもあります。
下腹部の張りやぽっこりした感じが気になり病院を受診。お腹のレントゲン写真を撮ったところ、お医者様に「これはガスですよ~」と説明され恥ずかしい思いをした、という方がいらっしゃいましたが、お腹に過剰にガスがたまってしまう人も少なくはありません。
■過剰にガスがたまる原因は?
- 食事の際に、食べ物と一緒に空気を飲み込んでしまう
- 無意識のうちに空気を飲み込んでしまう
- 「刺激がたまらない!」と炭酸飲料、ビールは欠かせない
- 食事はついつい早食いになってしまう
- ガムを噛む習慣がある
- ストレスを感じやすく、気持ちが安らげない
- 「健康のため!」と思い、乳製品、豆製品を摂りすぎてしまう
上記のように、空気を飲み込んでしまう原因となるものや、体内でガスが発生するような食べ物、飲み物が原因となる場合などがあります。
下っ腹の張りだけではないガス腹の症状
乳製品の摂取や納豆、キャベツでもガスが出やすくなります
「今日はお腹が張るなぁ……」という時は、腸内にガスがたまっているかもしれません。腸の張りに過敏な人であれば、少しガスがあるだけでも張りや痛みを感じやすい場合がありますが、ガスがたまっていても、自覚症状は無くお腹がポコっと出ているように感じるだけの人もいます。
不快感には個人差があるのですが、つらいとは思わなくても、お腹を健康状態のバロメーターとして見た場合、過剰にガスがたまっている状態が続くことは、なるべく避けたほうが良いと思います。
腰の筋肉が硬いこともガス腹の一因に……
仕事の緊張感も原因の一つに
お腹にガスがたまりやすい場合は、食事や飲み物の内容や早食いの習慣などを見直したり、お腹を締め付けない下着や服を着ることなどで緩和されるケースもあります。
しかし、仕事での緊張感から気づかない間に、空気を飲み込んでいる人、またストレスにより腸内にたまるガスへ過敏な反応を示す人もいます。その場合、腰部の筋肉がリラックスできず、硬く緊張しているという共通点を見出せる場合があります。
座ってできる! 下腹部の張りをスッキリさせる腰トントン刺激法
腸内のガスを体外へ排出するには、腸の正常な働きも重要です。腸の機能異常は、腰部の筋肉がリラックスすることで、改善される例もあります。トントン始める前にホットパックや湯たんぽなどで10分間ほど腹部を温め、腹部の筋緊張も和らげておくとリラックスしやすいです。1 | イスに座り、手はイスへ触れる位置へ置き、お尻の線のすぐ脇をトントン軽やかに叩きます。叩く振動がその周囲へ広がるような気持ちの良い叩き方になるようにします。 | 2 | そのまま、叩く位置を上へずらしていきます。骨のある位置になりますが、あたりが痛ければ避け、気持ちが良いと感じる部分だけ刺激します。 |
3 | 次にご自分のウエストの位置を確認しましょう。 | 4 | 確認したウエストラインのすぐ下部をトントン叩きます。 |
5 | そして、ウエストラインの上部も同様に叩きます。この時、背骨を挟む位置になるようにします。 | 6 | 手が届く範囲で、腰の上部にずらして叩いてみましょう。 |
トントンと骨盤の中央や腰部を叩くときに、手のどこが当たるかによっても、振動の伝わり方や気持ち良さが違ってきます。気持ちよく腰の筋肉がリラックスできるように、叩く手の当たり具合なども変えてお試しください。
【関連記事】