働く30代女性は
根本的なストレスケアを見直すべし
掃除をしながらムクムクと頭の中に浮かぶ考え。そこに自分の「心の叫び」が隠されていることも |
■ 「ノン・アクティブな日」を設けて、「心の叫び」を聞く
心に漠然とした不安を抱えていると、それを忘れるため、やみくもに日常を忙しくしすぎてしまいがちです。今、自分の心は疲れて悲鳴をあげているかもしれません。「何かが違う」「このままではいけない」と感じているのかもしれません。その「心の叫び」を捕えるためにも、月に1度は「ノン・アクティブな日」を作ってみましょう。
癒し系スポット訪問だけでなく、ジム通い、スクール、買い物、友人とのランチなどを一切やめて、一人で家で1日ゆっくり過ごすことです。その際には、「情報断食」をし、テレビやDVD、インターネットなどの「雑音」を一切断つことが大切です。
たとえば、部屋の片付けや掃除をしながら静かに1日を過ごし、ムクムクと頭に浮かんでくる「考え」を捕えてみましょう。そこに、自分が今一番考えなければいけない課題が潜んでいる可能性があります。
■ 「心の叫び」をじっくり話せる場所を探す
よいカウンセラーはそのままのあなたを肯定し、受け入れてくれる |
ただし、相性のよいカウンセラーを選ぶことが大事。「この人に話しても、なんだかしっくりしない」「言いたいことが湧きだしてこない」と感じるカウンセリングは、続けない方がいいでしょう。カウンセリングで最も大切なのは、「信頼の形成」だからです。
さらに、カウンセリングの目的は、第1に、心に溜まった澱を吐き出し、自分の日常では気付かなかった思いに気付くこと。第2に、今の状況から次のステップに移行する目標設定ができること。第3に、その目標を達成するための心理的なサポートを得ることにあります。
カウンセリングの種類や手法は数ありますが、まずは直感で「ピン」と来た人の扉を叩いてみるとよいでしょう。ただし、話しにくく、なんとなくしっくりしない場合は、続ける必要はありません。
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