先月、厚生労働省から平成13年「国民栄養調査」結果が発表されました。その概要を見ると、欠食する習慣のある人は、20代男性で46.3%、女性で34.7%に上りました。
さらに「ほとんど毎日欠食」するという人は20~30代の男性で2割以上、女性で約1割に上り、平成3年の調査に比べて欠食習慣のある人の割合は、男性で30~50代、女性で30代で大きく増加していることが分かりました。
同調査を見ると、若い年代ほど欠食が多く、欠食が習慣として根付いていることが伺えます。20代男性で半数近くの人が欠食する習慣にあるというのは、驚くべき数字だと思います。
●朝食を欠食する子どもたちが訴える不定愁訴
平成12年度に日本体育・学校健康センターが行った「児童生徒の食生活等実態調査」では、朝食を欠食する児童にはイライラやだるさ、疲労感などの不定愁訴の症状が現れる割合が高いことを報告しています。