ストレス

最近の調査に見るストレスと欠食 ストレスと欠食の深い関係(2ページ目)

平成13年「国民栄養調査」によると欠食習慣のある人が増えています。最近の調査データをもとにストレスと欠食の関係について見ていきます。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

また、平成12年度に熊本県立大学が行った「子どもの生活習慣が身体面・精神面へ与える影響について」の調査結果では、朝食を欠食する子どもに下記のような影響が見られると報告されています。

・「健康でない」と自覚している割合が増える。
・うつ度が高くなる。
・睡眠時間が短い。
・睡眠不足を感じている。
・授業中に「ぼんやり」「居眠り」が増えていく。
・外で遊ぶのが嫌いと答える傾向にある。
・嬉しいことや嫌なことがあったとき人に「話さない」と答えるのが増える。
・最後まで責任を持ってやろうと「しない」と答えるのが増える。
・今の生活が「楽しくない」傾向にある。

平成12年度熊本県立大学地域貢献研究事業研究成果概要
「子どもの生活習慣が身体面・精神面へ与える影響について」より抜粋

これらの調査からも分かるとおり、欠食はストレスと非常に大きな関わりがあるといえます。
忙しい毎日、毎食きちんと食事をとるのはとても手間のかかることではありますが、脳の活動には必要な栄養素をきちんと補給することが不可欠です。


■もっと情報!関連サイト■
 ・ストレスに強い栄養素はここでも紹介しています
【AllAbout Japan/ストレス】五感でストレス解消:食と味
厚生労働省が行った欠食習慣に関する調査結果内容
平成13年「国民栄養調査」
児童の朝食欠食と不定愁訴に関する調査結果
平成12年度「児童生徒の食生活等実態調査」日本体育・学校健康センター
熊本県立大学が行った朝食欠食の影響に関する調査内容
「子どもの生活習慣が身体面・精神面へ与える影響について」平成12年度


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