生活習慣病予防に役立つポリフェノールも
ビタミンCも抗酸化成分の一つですが、ポリフェノールもいろいろと含まれています。例えば赤いイチゴの色は、ブルーベリー同様のアントシアニン系色素の一種です。他にも、フラボノイド、エラグ酸、その他のフェノール酸などのファイトケミカルが含まれています。エラグ酸は、美白作用などがあり化粧品でも使われている成分ですが、イチゴを初めとするベリー類に含まれている成分で、ポリフェノール類の中でも特に強い抗酸化力を持っています。特にイチゴは様々な研究でも抗酸化活性を示すものとして高い評価を得ているようです。
食生活情報サービスセンターのサイトによると、イチゴのポリフェノールの機能性として、動脈硬化の原因になるLDLコレステロールの酸化を抑える効果や抗血栓作用、サルモネラ菌などのヒト病原菌やピロリ菌を抑える作用などが報告され、また最近ではヒト介入試験や疫学調査などにより、イチゴの摂取はがんの予防に効果的であることが示唆されています。
イチゴの甘味にはキシリトールも
イチゴにはキシリトールが多く含まれています。キシリトールは、シラカバやカシを原料にした甘味料で、砂糖に較べて糖度は同じ程度で、カロリーは25%も低く、しかも虫歯予防につながると言われています。ただし、キシリトールやエラグ酸を含むからと言って、イチゴなどを食べることが虫歯予防や美白に効果はありません。化粧品や歯磨きは、こうした成分を抽出したものですから、食べ物に含まれている量で効果があると誤解のないようにしてください。
他にも、疲労回復に役立つクエン酸や、腸内環境を整える食物繊維、余分な塩分を排泄するカリウムなどが含まれています。
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