正月太りや胃痛…つい食べ過ぎてしまう年末年始の悩み

鍋を囲む家族

年末年始は太ってしまう、胃もたれするなどの不調が出る時期です。1年のスタートダッシュをよりよいものにするために早めに体調を整えましょう!

忘年会や新年会の続く年末年始。お正月は実家でゆっくり過ごす人も、久しぶりに家族・親族が集まる場で、お酒やつまみが進んでしまうのも無理もありません。郷里に戻らず自宅で1人正月を迎える場合でも、おせちや好きな食べ物をどっさり買って、テレビを見ながら食べ続けて過ごすという方もいるでしょう。

暴飲暴食を続けてしまった場合、多くの人が「しまった!」と思うわけですが、残念ながら食べてしまった過去は戻せません。しかし元の身体にというわけにはいかなくとも、体調がよくなるようにリカバリーすることは可能です。年末年始の暴飲暴食による身体への影響と、負担軽減のための食生活対処法を解説します。

暴飲暴食による負担は? 体重のリセット目安は1ヶ月程度

まず、知っておきたいことは、暴飲暴食によってどのくらい身体に負担がかかるかということです。1食食べ過ぎた程度であれば、翌日の食事量を「腹八分目」に押さえ、いつもよりも食事バランスに気を配るだけで特に問題ありません。

ところが、年末年始の暴飲暴食は、1食こっきりであることはまれ。忘年会から新年会までと期間が長い上に、お正月期間は運動量も減りがちなため、年末年始の暴飲暴食は通常よりも厄介です。

体重が増えてしまっている場合には、1~2日食事に気をつけ、激しい運動をした程度では元へは戻りません。体重を元に戻したい場合には、少なくとも1ヵ月程度の期間が必要でしょう。また、暴飲暴食は体重増加に限らず、胃に大きな負担をかけることにもなります。もちろんダイエットも必要ですが、この時期は胃を休めることも大切です。

胃の休養には定番メニュー「七草粥」

春の七草と呼ばれる1月7日の七草粥は、無病息災と立身出世を願った行事食です。行事食でありながら、年末年始に食べ過ぎて負担がかかってしまった胃を休めるためには、非常に良いメニューと言えます。最近ではスーパーでも「七草セット」を購入できます。ぜひ「風習」として残していきたい料理です。

しかし、七草粥は7種類の葉物野菜(実際には根菜の葉も含まれます)が入っているだけの質素な粥です。豊富な食材が手軽に手に入るようになった現代において、寂しいとか味気ないといった印象で、少し苦手に感じる人もいるかもしれません。その場合は七草粥に代わるもので胃腸をいたわるようにしましょう。

七草粥を簡単アレンジ! 美味しくて胃に優しい料理の作り方

とにかく胃を休めたい方には、脂肪分が少なく、消化しやすい料理がおすすめ。七草粥が苦手な方でも食べられる胃に優しい料理をご紹介します。

■「粥」が苦手なら「七草うどん」にアレンジ
この場合、七草を具材として使ったうどんなどはいかがでしょうか。汁は出汁をしっかり取って薄口しょう油や白しょうゆを使うと、汁の色と七草の色が上品に楽しめます。ただし、薄口しょう油は濃い口しょう油に比べて塩分が高いです。さらに鍋に入れても濃い口しょう油のように色が付きませんので、いつも以上に丁寧に味見をし、入れすぎには注意して下さい。他にも、すまし汁の具を七草にしたり、浅漬けにするなどしても七草が美味しくいただけると思います。

■「七草」が苦手なら他の野菜で代用を
苦手な野菜を他の野菜で代用しましょう。ほうれん草やカボチャ、にんじんなどの冬の野菜は煮ても美味しいものです。お粥という形にこだわらず、和風の煮物、ポトフ、スープ料理などでやわらかく煮るだけでも、胃に優しい料理を作ることができます。

消化に良い食事の注意点…便通を悪くする原因になることも

消化に良い食事は胃を休めるためには効果的です。しかし、消化の妨げになる食物繊維が少ないことで、便の材料が少なくなってしまうというデメリットもあります。胃を休めている間は通常よりも便通が悪くなりがちです。腹痛や不快感がなければ特に心配はいりませんが、胃が十分に休まったら食物繊維を多く摂るようにして、便秘解消を心がけてください。

さらに、暴飲暴食をしてしまった後は腸内環境も乱れがちです。腸内環境が乱れていると便秘や肌荒れなどになりやすくなります。ヨーグルトなどの乳酸菌を積極的に摂って、腸内環境を整えることも意識しましょう。


年末年始はいつも会えない家族や仲間と集まって、楽しい時間を過ごすシーンが多い時期です。身体の不調には早めに対処して、楽しかった年末年始の思い出を胸に、新しい1年をがんばっていきましょう。
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