現行システムのデータを新システムへ移行させる

旧システムから新システムにデータやプログラムなどの資源を移すことを「移行」と言います
旧システムから新システムにデータやプログラムなどの資源を移すことを「移行」と言います
検収が終わるといよいよ本番リリースに向け準備に入ります。リリース前の注意点をみていきましょう。

システム再構築の場合、旧システムから新システムにデータやプログラムなどのソフトウェア資源、パソコンやLAN回線などのハードウェア資源を移さなければなりません。これを「移行」と言います。特に難しいのがデータ移行で、旧システムがなく初めてシステム化する場合にもデータ移行が発生します。

一般的には旧システムのデータベースから、新システムのデータベースにデータを移します。単純に移せたらよいのですが、そのような事例はまずありません。データ項目の順番が替わる程度でしたら簡単ですが、新しいデータ項目が増えた場合は旧システムに存在しませんので、力技で入力するしかありません。

例えば、「請求ファイル」と「入金済ファイル」が旧システムにあり、それぞれ単独で業務処理をしていた場合、ファイルを結ぶキー項目がありません。新システムで請求ファイルを入金済で消し込みする仕様に変更すると、旧システムのデータを単純に移すわけにはいきません。旧システムの2つのファイルを1件ずつ目視チェックし、人海戦術で請求ファイルを入金消し込みしながら新システムへデータ移行しなければなりません。