アラフォー世代やシニア層の進学も増加中

image
「いくつになっても学び続けたい」向学心を持ち続け、80代になってから進学する人もいる
大学側は意欲ある社会人を受け入れるため、一般入試とは別に「社会人特別入試」枠を新たに設け、小論文や面接を重視するなど特別に便宜をはかっています。また社会人学生の通学の便を考慮し、都心付近にサテライトキャンパスを設けたり、授業の昼夜開講制を採用する大学が増えるなど、環境が年々変わってきています。

社会人側から見れば、終身雇用制の崩壊により、リストラや転職も現実問題として直視せざるを得ない状況になってきました。そんななか、大学や大学院に進学して専門知識や新しい知識を取り入れ、同時に資格取得、学歴アップ、キャリアアップ、人脈作りをする人が増えています。

何らかの都合で大学進学を諦めた人、希望の大学に行けなかった人が「やはりあきらめられない」と進学を希望するほか、最近の傾向としては、子育てが一段落し手が空いたアラフォー世代(40代)や、定年退職間近あるいは退職したシニア層がシニア入試で進学する例も多くなってきています。

インターネットでも学べる通信制大学・大学院

2009年現在、日本にある通信制の大学は41校、修士課程は25校、博士課程は9校となっています。通信制の大学・大学院は、普段は登校せずにインターネットやテキストなどを通じて自宅で学べるのが特徴で、近くに学校がない、忙しくて通えないという社会人に人気です。ただし、スクーリング(通信教育で学ぶ学生が実際に学校に登校して受講する授業)への参加は必須で、卒業するために所定の単位(大学では30単位以上、短期大学では15単位以上)を取る必要があります。

大学の場合、通常筆記試験がなく書類選考のみで入学が許可されますが、学校によっては志望理由書、面接、小論文等が課される場合もあります。大学院の入学選考は、研究計画書、小論文、面接が一般的です。