日付挿入の操作を[Alt]+[T]キーに割り付ける
では、さっそくはじめましょう。利用するのは、「マクロ記録」という機能です。これは、Wordの操作を記録して、自動的に再生する機能です。一連の操作をテープレコーダーのように記録し、必要なとき呼び出せるようにする機能と考えればわかりやすいと思います。1. [ツール]→[マクロ]→[新しいマクロの記録]を選択します。
[ツール]→[マクロ]→[新しいマクロの記録]を選択します。 |
2. [マクロの記録]ダイアログボックスが表示されたら、[マクロ名]の「Macro1」をわかりやすい名前に書き換えます。ここでは「今日の日付を挿入する」と書き換えてみました。
3. [マクロの保存先]は「すべての文書(Normal.dot)」となっていることを確認します。
4. [マクロを割り当てる対象]で[キーボード]ボタンをクリックします。
[マクロ名]に「今日の日付を挿入する」と入力し、[マクロの保存先]が「すべての文書(Normal.dot)」になっていることを確認したら、[キーボード]ボタンをクリックします。 |
5. [キーボードのユーザー設定]ダイアログボックスが表示されたら、[割り当てるキーを押してください]の入力欄をクリックしてカーソルを置き、[Alt]+[T]キーを押します。
[割り当てるキーを押してください]の入力欄をクリックしてカーソルを置き、[Alt]+[T]キーを押します。 |
6. [割り当てるキーを押してください]の入力欄に「Alt+T」と表示されたことを確認します。
7. [割り当て]ボタンをクリックします。
[割り当てるキーを押してください]の入力欄に「Alt+T」と表示されたことを確認したら、[割り当て]ボタンをクリックします。 |
8. [現在のキー]に「Alt+T」と表示されたことを確認します。
9. [閉じる]ボタンをクリックします。
[現在のキー]に「Alt+T」と表示されたら[閉じる]ボタンをクリックします。 |
10. マクロ記録用のツールバーが表示されたことを確認します。ここからは、実行した操作がすべて記録されます。
11. [挿入]→[日付と時刻]を選択します。
マクロ記録用のツールバーが表示されたことを確認し、[挿入]→[日付と時刻]を選択します。 |
12. [日付と時刻]ダイアログボックスが表示されたら、[言語の選択]で「日本語」を選択します。
13. [カレンダーの種類]で「西暦」を選択します。
14. [表示形式]で形式を指定します。ここでは「2007年7月22日(日)」の形式を選択しました(表示される日付は操作した日によって変化します)。
15. [全角文字を使う]と[自動的に更新する]はオフにします。
16. [OK]ボタンをクリックします。
[言語の選択]で「日本語」、[カレンダーの種類]で「西暦」を選択したら、日付の形式を指定して[OK]ボタンをクリックします。 |
17. カーソル位置に今日の日付が挿入されたことを確認します。
18. マクロ記録用のツールバーの[記録終了]ボタンをクリックします。
今日の日付が挿入されたら、[記録終了]ボタンをクリックします。 |
これで記録が終了し、今日の日付を挿入する操作がマクロとして登録され、[Alt]+[T]キーに割り付けられました。
なお、[割り当てるキーを押してください]の入力欄にカーソルを置いてキーを押したとき、[現在の割り当て]に文字が表示されることがあります。これは、そのキーに何らかの機能が割り当てられていることを意味していますので、そのキーは避けた方が無難です(何も割り当てられていない場合は「未定義」と表示されます)。
記録したマクロを実行してみよう
記録が終わったら、さっそく試してみましょう。1. 今日の日付を挿入したい位置にカーソルを置いて、[Alt]+[T]キーを押します。
今日の日付を挿入したい位置にカーソルを置いて、[Alt]+[T]キーを押します。 |
2. 今日の日付が挿入されます。
今日の日付が挿入されます。 |
日付が必要になったら[Alt]+[T]キーを押すだけでよいので、とても便利だと思います。また、「今日は何日だったっけ?」というときにも、[Alt]+[T]キーを押せばすぐに確認できます。
マクロを確認してみよう
では、最後に、登録したマクロを確認してみましょう。この操作は、マクロを削除したり、編集したりするとき必要になります。1. [ツール]→[マクロ]→[マクロ]を選択します。
[ツール]→[マクロ]→[マクロ]を選択します。 |
2. [マクロ]ダイアログボックスが表示され、先ほど登録したマクロが表示されていることが確認できます。
[マクロ]ダイアログボックスが表示され、先ほど登録したマクロが表示されていることが確認できます。 |
ダイアログボックスを閉じるなら[キャンセル]ボタンをクリックします。マクロを実行するなら[実行]ボタンをクリックしてください。不要になったら、[削除]ボタンをクリックすれば削除できます(削除してもWordの動作に支障はないので、削除はお気軽に!)。また、[編集]ボタンをクリックすれば、専用のツールが起動してマクロを編集することもできます。
[編集]ボタンをクリックしてマクロを編集しているところです。専用のツールが起動してマクロを編集できます。登録した操作がマクロ用の言語で記述されています。 |