スタイルは文書の見た目を決定する重要な要素
スタイルは文書の見た目を決定する重要な要素です。設定のコツは、広いところを先、せまいところを後で設定することです。
Wordでは「スタイル」という言葉がたびたび登場しますが、そもそも「スタイル」とはどういう意味なのでしょうか? 一般的には、「あの人はスタイルがいい」とか「それが彼のスタイルだ」といった表現が使われます。前者は「見た目・格好」といった意味ですし、後者は「姿勢・生き方」といった意味です。Wordのスタイルは、前者の「見た目・格好」に近いと言えます。つまり、文書の「見た目・格好」のことを「スタイル」と呼ぶわけです。今回は、その中でも文書全体の見た目を決定するうえで重要な「ページのスタイル」について紹介します。

スタイル設定のルールは「広いところ」から「せまいところ」

Wordでスタイルを決めるときは、広いところを先に決めて、せまいところを後で決めていくのがルールです。具体的には、次のような順番で設定していきます。

ページのスタイル → 段落のスタイル → 文字のスタイル

たとえば、ちょっと着飾って外出するとき、まず全体のイメージを決め、洋服を選び、それに合うアクセサリー類の小物を決めると思います。

Wordも同じです。用紙サイズ、用紙の向き、本文の文字サイズやフォントなど、最も広いページ全体のスタイルを決め、ページよりもせまい段落のスタイルを決め、さらにせまい文字のスタイルを決めていきます。

「でも、ページのスタイルなんてあまり設定したことも、意識したこともないよ」と思われるかもしれません。確かにそのとおりだと思います。Wordを起動すると白紙のページが自動的に用意されますし、[標準]ツールバーで[新規作成]ボタンをクリックしても新しい白紙のページが作成されます。しかし、そもそも「この白紙のページはなぜA4サイズで、フォントもサイズもいつも同じなんだ?」と思いませんか?

じつは、それこそが、あらかじめ決められているページのスタイルなのです。具体的な数値で示しましょう。次が、Wordを起動したり、[標準]ツールバーの[新規作成]ボタンをクリックしたとき作成される白紙文書の主なスタイルです。


スタイルの項目 スタイルの設定値
用紙 A4縦
余白 35mm(上)、30mm(下)、30mm(左)、30mm(右)
文字組 横書き
行数 36行(文字数指定はなし)
フォント(日本語) MS明朝 10.5pt
フォント(英数字) Century 10.5pt
 
Wordが自動的に作成する白紙文書のページスタイル


新しい文書を作るたびに、「用紙はA4で、上の余白は30mmで……」なんて作業をしていたら大変です。そこで、新しい文書は作るときは、Wordがあなたに代わってページのスタイルを決めてくれているのです。

逆に言うと、Wordが決めてくれたページのスタイルが不満だったり、作りたい文書に合わないときは、あなた自身がそのスタイルを変更する必要があるのです。

Wordを起動した直後に表示される白紙文書および[標準]ツールバーの[新規作成]ボタンをクリックしたとき作成される白紙文書のページスタイルは、Wordによってあらかじめ設定されている。<br>
Wordを起動した直後に表示される白紙文書および[標準]ツールバーの[新規作成]ボタンをクリックしたとき作成される白紙文書のページスタイルは、Wordによってあらかじめ設定されています。


ページのスタイルの決め方