プレゼンテーション/プレゼンテーション力上達法

すぐにできるプレゼン上達法(3ページ目)

うまいプレゼンを永続的にしていくためには、スキルの上達が必要不可欠。そのための方法をお伝えします。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

STEP3:Check(振り返り)

プレゼンテーションの実践の後に行わなければならないのがCheck(振り返り)です。私がもっとも強調したいのが、ここです。

プレゼンテーションの実践を行なった後は、自分のプレゼンテーションを振り返って、上手くいった箇所や上手くいかなかった箇所を明確にするべき。その上で、なぜ上手くいったのか? なぜ上手くいかなかったかを考え、次に活かしていく。

可能ならば、ビデオやボイスレコーダーを使って、自分のプレゼンテーション自体を見たり、聞いたりしながら振り返りができれば、それに越したことはありません。明らかにそのほうが効果的です。

やりっぱなしでは効果は半減。これは何の学習においても同様ですよね。野球でいうと、イチローがこの振り返りについて興味深い言葉を残しています。

ぼくは、1試合、1試合、ふりかえっています。
まとめてふりかえることはしません。
2001年7月、「前半戦をふりかえって」と聞かれた時の言葉です(ぴあ「夢をつかむイチロー262のメッセージ」より)。

自らを高めていくために、改善を加えていくために、日々振り返りを行っている。イチローの強さの片鱗がこんなところにも見えませんか?

Plan-Do-Checkを繰り返す

この3つのステップがわかったら、あとはそれをサイクルのように繰り返していくのみ。その繰り返しの中で、少しずつ、着々と築き上げられていくのが、プレゼンテーションスキルなのです。

最後もイチローの言葉を借りて締めたいと思います。

小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道
2004年10月、258本安打を達成した直後の会見での言葉。(ぴあ「夢をつかむイチロー262のメッセージ」より)。NTT東日本のCMの中でイチローが「確かな一歩の積み重ねでしか、遠くへはいけない」と語るシーンがありますが、そのベースになっている言葉だと思います。プレゼンテーションにせよ何にせよ、積み重ねが大切ですね。
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