コーチング/人材育成・組織作り

チーム力向上するコミュニケーション

自分の成績はいいけれど、チームの成績は芳しくない。チームメンバーみんなで目標達成したいとき、どんなサポートをしたらいいでしょうか。そこで、メンバーがお互いを成長させるコーチ型のコミュニケーションを紹介します。

平野 圭子

執筆者:平野 圭子

コーチングマネジメントガイド

自分の成績はいいけれど、チームの成績は芳しくない。チームメンバーみんなで目標達成したいとき、どんなサポートをしたらいいでしょうか。そこで、メンバーがお互いを成長させるコーチ型のコミュニケーションを紹介します。

チームの目的を共有する

チームの目的

チームの目的がメンバーと共有されていれば、結束力が生まれ行動の方向性が明らかになる

チームを組むうえで大切なのは、「そもそも何を達成するためにチームがあるのか」ということが明確になっていることです。いま自分が所属するチームの目的について、チームメンバーと話しあっていますか? 「売り上げを上げる」「サービスの品質を向上する」「新しい人材を発掘する」など、目的がメンバーと共有されていれば、結束力が生まれ行動の方向性が明らかになります。逆に目的があいまいであると、お互いにわかっているつもりでも違う行動を促してしまうなど、食い違いが生じてしまいます。チームの目的について、メンバー全員が意識できるように、定期的に話し合う場を作りましょう。

「私たちのゴールは?」
「何のためのチームか?」
「チームだからこそ、達成できることは何?」

など、お互いに話しあい、文章などで具体化し、目に見えるところに掲げておくとさらに効果は上がります。

会議でサポートしあう

会議はチームメンバーが情報を共有しあったり、意思決定をしたり、時にはぶつかり合いながら、物事を前進させる場であり、一体感を醸成する場でもあります。効果的な会議は、チームビルディングを強化させます。あなたのチームにおける会議は効果的でしょうか? 以下をチェックしてみてください。

□ 会議の目的は明確である
□ 会議の準備は周到になされている(テーマ、議題、資料は事前に用意され、共有されている)
□ 開始時間と終了時間は守られている
□ 会議の終わりには誰が何をするかをきちんと決めている
□ 会議で期待されている自分の役割を認識し、実践している

会議におけるそれぞれのチームメンバーの役割を明確にし、お互いの認識の下でその役割を果たすと、チームワークは強くなります。

「ちょっと整理が必要なので、○○さんまとめていただけますか」
「新しい発想が必要なので、△△さんのお知恵を拝借できますか」
など、それぞれの人の「強み」にアクセスすると、会議は生産的な場になります。
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