20代からのキャリアプラン
20代は失敗しても大丈夫。どんどんチャレンジしよう
ガイドの私のメンターである多摩大学名誉学長の野田一夫先生は「成功の反対は失敗ではなく、チャレンジしないこと」と言っています。俯瞰的に見れば、結果としての成功も失敗も大差はなく、それ以上にするかしないかが重要であるというメッセージです。
企業内研修などでは40代の方、30代の方、20代の方というように世代別で行うケースが多いのですが、みなさんの世代は失敗しても敗者復活が効き、やりようによれば色々なチャンスがあります。
大切なことは現職務での短期目標以外に、中長期的なキャリア目標をきちんと定めことです。目標設定こそが重要ですが、みなさんの世代はまだまだ色々な可能性がありますので、最大限にストレッチした目標を定めていただきたいものです。ストレッチのイメージはジャンプしてぎりぎり指先が届くイメージのことです。現実的なイメージを描くことは簡単ですが、そのイメージが最大になってしまうというイメージ怖さがあります。
今、時の人のである還暦になられたロックミュージシャンの矢沢永吉さんは若い頃、「Greatになる!」というシンプルなビジョンを掲げて、脇目も振らずに時代を駆け抜けてきました。イチロー選手もフィールドは違えど、目標設定の置き方は本質的に同じです。
みなさんも大志を持って、取り組んでいただきたいものです。志とは私利私欲ではなく、達成するには遠大で荘厳な目標で、到達した際にはみんなが肩を叩き合って心から喜べるものです。20代は職務も通じて自分探しをしているので、「これだ!」と思える仕事にたどり着くように、常にアンテナを張って取り組んで欲しいものです。