起業・会社設立のノウハウ/フリーランスになる

仕事が減って不安… ピンチをチャンスに!

大手企業のリストラが次々と発表され、雇用不安が拡がっています。フリーランスも厳しい状況下に置かれることは必致です。仕事が減ったら、時間の使い方を変えましょう。ピンチをチャンスに変えることができます。

執筆者:塚田 祐子

ピンチをチャンスに変える!

昨年末から今年にかけて、大手企業のリストラが次々と発表され、雇用不安が拡がっています。しかし、リストラは、なにも派遣社員だけの問題ではありません。企業は、人件費の次に外注費の削減・見直しを図ります。そして、できるだけ社員を活用しようと内製化策をとったり、外注費の単価を下げてきます。すると、フリーランスも厳しい状況下に置かれることは必致です。

すでに不況の影響を、実感されている方もいらっしゃるかもしれません。見込んでいた仕事が急に無くなってしまった。得意先の発注が減って先行きが不安など。それらは、売上に直結するため、とてもショックなことですが、それを受けてただ不安感をつのらせているだけでは、問題解決にならないうえに精神的によくありません。気持ちを切り換えて、ピンチはチャンスに変えましょう。

時間があったらやりたい
と思っていることはありませんか?

「時間管理のマトリックス」をご存知でしょうか。ミリオンセラーになったスティーブン・R・コヴィー氏の著書「7つの習慣―成功には原則があった!」の中で、紹介されたものです。日々の活動を「緊急度」と「重要度」という2つの軸によって4つの領域に分けることで、時間の使い方がよく見えてきます。

時間管理のマトリックス
時間管理のマトリックス
出典:「7つの習慣―成功には原則があった!」スティーブン・R・コヴィー著 キング・ベアー出版 より

マトリックスを見ると、緊急かつ重要な活動の一番は、「締め切りのある仕事」です。フリーランスは、基本24時間体制、締め切りに追われながら仕事をしています。仕事が減るということは、死活問題になるため、誰も心穏やかではありません。しかし、その代わりに、(失っていた)「時間」という貴重な資産が戻ってきます。

「重要」だけれど「緊急でない」第二領域へ目を向けてみてください。日頃からやりたい、やらなくちゃいけないと思いつつ、忙しくて棚上げしていることはありませんか。そして、それは何でしょうか。

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