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【仕事術】「信頼デキル人」に仕事は集まる

仕事をする上で最も重要なことは、「信頼関係の構築」です。信頼されてこそ、新規の取引先から仕事を受注できたり、継続的な取引が可能になります。そこで、「人から信頼されるポイント」を見直してみましょう!

執筆者:塚田 祐子

信頼されなければ、仕事は来ない!

仕事術、信頼関係の構築
「独立して仕事をしていく」ということを突き詰めていくと、「信頼関係の構築と問題解決力の提供」ということができます。どんな業種、職種においても、取引先やお客様が抱えている問題や課題解決のために、サービスや商品を提供することが仕事になります。では、問題解決能力に優れていれば、そのための知識や技術力が高ければ、仕事を依頼されるかというと、そうはいきません。「この人へ仕事を依頼しても大丈夫だろうか……?」と不安感を持たれている間は、仕事を発注してもらえません。つまり、「信頼されなければ、仕事は来ない」ということになります。

例えば、使ったことのない商品を購入しようとする時に、何を基準に選びますか。品質、価格、どこのメーカーか……。品質については、ラベル表示を読めば分かります。しかし、そこに書かれてある内容が信じられるかどうかは、メーカーのブランド力によるところが大きいのではないでしょうか。大手企業の商品なら大丈夫という風に。企業のブランド力は、ユーザーからの信頼を得る努力を積み重ねた結果といえます。それでは、私たちフリーランスは、どうやって信頼を勝ち得ていけばよいのか、そこを考えてみたいと思います。


新規取引先と速攻で信頼関係を築くには

信頼関係は、コツコツと積み上げて構築できるものです。しかし、新規の取引先からの仕事を獲得するには、最短の時間で信頼を獲得することが必要になります。

■自己紹介で経験と実績を伝える
初対面の人を即信用できないのは、単純にその人を「知らない」からです。情報不足が、第一に挙げられます。そこで、仕事の取引をしたいと思って名刺交換をする際には、「職務経歴書」を一緒に渡すようにしましょう。これまでの業務経験や実績を完結にまとめ、さらに仕事への取り組み姿勢やビジョンを自己アピール欄に書いておくと、あなたの人となりを伝えることができます。

■相手を知る努力をトコトン行う
営業活動において、自分に何がデキルかを伝えることと同様に重要なことは、相手のことを知る(理解する)ことです。営業訪問する際には、その企業の概要を調べてインプットしておくことは常識ですが、仮に、訪問の際に「○○について提案して欲しい」と言われたとします。その場合には、相手が何を求めているのかを十分に取材しましょう。提案書を作成する際に疑問点が出てきたら、自分で勝手に判断せずに、担当者へ聞きましょう。これも、発注者の評価ポイントを獲得できます。なぜならば、仕事は、相手の問題解決策を提案するもので、問題の部分を正しく把握できていないと、相手が満足する提案内容にならないからです。

■クイックレスポンスで決まる
提案のチャンスをもらったら、全力で取り組み、速攻でフィードバックをします。クイックレスポンスが、チャンスをものにします。「速い」ことは、評価されるポイントになります。

以上は、どれも当たり前のことになります。問題は、実行できているかどうかですね。

継続的に仕事を発注したいと思われる人、二度と仕事が来ない人との違いは? 次ページへ続きます>>
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